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RUKAの雑記ノート(現在休止中)

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カードの身分は誰が示す?

クレカ世の中はすっかりカード社会。物を買うときも利用するときも、お金を借りるときもカード、カード、またカード。何をするにもカードで済ませば超便利。
しかし便利ということは、自分に成り済ます者がいればその者にとっても便利ということ。

人間は車を発明したことで手軽に移動できるという便利さを手に入れたが、同時にあの世にも手軽に移動できるようになってしまった。コンピュータの発達で世の中の作業が効率的になった反面、ウィルス対策という非効率的な業務も必要になってしまった。
最近急増している偽造カード被害もこれらと似ている。自分の身分はカードが示す。しかしカードの身分は誰が示す?

私は銀行のキャッシュカードは持っているが、滅多に使わないし、クレジットカードを作ったこともない。必要性を感じないだけでなく、最近のカード被害事情を考えると持っている気にもなれないのだ。しかし今までカードが無いからといって困ったことはとくに無い。あえて言えば次の二点くらいかな。

私がネットを始めたのは1997年。その頃はまだプロバイダの数も今ほど多くなく、ほとんどがクレジットカード決済だったのでなかなか契約できなかった。たまたま雑誌広告で見かけたSo-netが銀行振り込みOKだったので即決。決してポストペットに惹かれたわけではない。今では逆にクレジットカード決済のみのほうが珍しいけどね。

もうひとつは昨年、Yahoo!オークションで中古のラジカセでも買おうかと思ったとき。入札する時にクレジットカードの番号を入れないと先のページに進めないようになっていて、結局入札すらできなかった。
出品者は銀行振り込みや郵便振り替えでもOKって言っているのに、手続きにカード番号が必要だなんてちょっとおかしな気もしたが、犯罪を防ぐための身分証明として仕方がないのかもしれない。しかも今では入札者も有料登録が必要になったようだし、便利なんだけどちょっと敷居が高くなってしまったね。

まぁ私の場合はこの程度なので、これからもカードを持つことは決して無いだろう。それに、クレジットカードやキャッシングカードを「打ち出の小槌」と勘違いし、破産にまで追い込まれた人を知っているから。
お金と違い、カードは残高が増えても分厚くなることはない。残金0になっても消えることはない。
姿が変わらない、そこがカードの無気味さだ。
by rukachas | 2005-03-22 22:57 | ニュースの話