私はWindowsXPでiTunesを使っているが、いつからか「iTunesを起動してしばらく経つとPCの動作が極端に重くなる」という現象が起き始めた。
重くなっているときにタスクマネージャーを見るとCPUの使用率が100%になっている。(タスクマネージャーが開くのにもかなりの時間がかかる)
どうやら「APSDaemon.exe」というプロセスがフル稼動しており、これが悪さをしていることがわかった。iTunesを起動したばかりのときはおとなしいが、しばらくすると突然CPUを占領し始める。しかもそれが一向に終わらない。
仕方なくタスクマネージャーから「プロセスの終了」でAPSDaemon.exeを強制終了。
ネットで調べてみると、APSDaemon.exeはiCloud関係のプロセスで、Appleからのプッシュ送信に使うらしい。iTunesを起動すると同時に起ちあがるようになっている。
私はXPなのでiCloudを使っていない。そのせいでこんなことが起きているのだろうか?それともiTunesのバグなのだろうか?(いずれにしてもバグか?)
ググって見つけた
winsockをリセットする方法は私の場合は解決にはならなかった。再起動したりiPhoneを繋いだりしていると、またもいつのまにかAPSDaemon.exeがCPUを占領してしまう。
最初のうちはiTunesを起動するたびにタスクマネージャーでAPSDaemon.exeを終了させていたのだが、ついやり忘れてしまうし、やはり最初からAPSDaemon.exeを起動させないようにしたい。
というわけで、C:\Program Files\Common Files\Apple\Apple Application Supportフォルダ内の「APSDaemon.exe」を適当にリネームした。(APSDaemon_shiyouteishi.exe など)
しかしこれだけだとアップデートのときに復活しそうな気がするので、空のテキストファイルをAPSDaemon.exeという名前で保存し、それをダミーとして置いてみた。拡張子はexeだが、中身のないファイルなので起動しても何も起こらずにそのまま終了する。
これで、iTunesを起動しても本物のAPSDaemon.exeは起動せず、おかしなCPU占領も起こらなくなった。とりあえずは一件落着。
しかしこれ、iCloudを利用しているのなら当然正常動作しなくなるだろうし、他に影響が出ないとも言い切れない。
私の場合は今のところ問題ないが、やる場合はお決まりの「自己責任」でお願いします。