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RUKAの雑記ノート(現在休止中)

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40型の液晶テレビ

40型の液晶テレビ_c0039181_2038088.jpg「いや、マジで新しいテレビいらないし~」
ほんの1ヶ月前まではそう思っていたが、PCのモニタとしても使えるなら便利かなと、オンラインショップで自分用に1台買ってみた。
機種は東芝のレグザB3、画面サイズは40型。5万円ほどで買える安価な機種だが、結構売れ筋の商品らしい。
うちの居間には同じレグザのZ1 42型があるので、画質や操作感などを比べてみた。

Z1は2年前の機種とはいえさすがレグザの上位シリーズ(最上位ではない)、画質はかなり良い。
対するB3はZ1と同じくLEDバックライトを採用し、倍速モーションクリアも搭載しているが、地デジ映像のディテールがちょっとノイジーな気もするし、画質面ではZ1には及ばない。これは液晶パネルの差だろうか?それともチューナーの差かな?

だがこれはZ1と見比べての感想であり、B3も同じ価格帯の他の機種と比べれば十分高画質だと思う。現在5万円前後で買えることを考えれば、コストパフォーマンスはかなり高い。
チューナーをひとつしか搭載していないのでHDDを接続しても裏番組録画はできないし、音もそれほど良くはない。ボディやスタンドもどこか安っぽさがある。だが基本的な機能とそこそこの性能は押さえており、私は十分満足できた。
描画の遅延を抑えたPCモードがあるので、PCモニタとしても使っている。

私はPCに向かう時間は非常に多いが、テレビを見る時間は非常に少ない。このブログにも過去何度か「最近のテレビはつまらない」「すっかり見なくなった」と書いていたが、それはテレビ番組のことであり、テレビという家電そのものに興味がないわけではない。
ニュースをたまに見る程度なら今までどおり14型のブラウン管式でかまわないが、せっかく大型の液晶テレビに替えたのだから、今後はテレビ番組を見る機会も多少は増えるだろう。

とは言え、いくら映像が綺麗でもつまらない番組を見ようとは思わない。私が今回このテレビを買ったのは、昔のビデオやDVDを鑑賞するため。
すっかり見慣れたはずのファミリービデオ(甥っ子の映像)や、数年前に買ったジュニアアイドルのDVDも、やはりこれだけ大画面だと新鮮な気持ちで見ることができた。

しかし大画面になればなるほど目立ってくるのが元のソースの情報量の低さ。アナログのビデオテープもデジタルのDVDもどちらも低解像度の480i。それを拡大表示するのだから全体的にぼやけてしまうし、動きの激しいシーンでは細かなノイズも多い。
小さな画面では見えなかった粗が、大画面ではそれなりに目立つ。

しかしPCモニタ並みの解像度を持つ今の液晶テレビは、昔のブラウン管式の大画面テレビ(36型まで?)や昔のプロジェクションテレビに比べれば画質はずっと良い。
昔のテレビは大画面でも解像度はそのままだったから、大きくなるほどドットが目立っていた。インターレースゆえの走査線のチラツキも目障りだった。今の液晶テレビは解像度が高いので、拡大表示してもドットが目立つことはない。
テレビを買うと地デジやらブルーレイやら高解像度の映像ばかりを表示したくなるが、過去のメディアを鑑賞するのにも今のテレビのほうが適している。

ブルーレイディスクは映画や音楽に関しては少しずつDVDから移行しているようだが、まだまだ普及したとは言い難いし、子供向けや子供モデル(とくに男の子)の作品はほとんどが未だにDVDのみの発売。
子供の緻密な肌ほど高画質な記録が求められるが、携帯電話でもHD動画が撮れるこの時代にプロの作品がDVDのみというのは少し残念。やはり製造コストの関係だろうか?

余談だが、私のデスクトップPCはちょっと古くて、NVidia GeForce4 Ti 4200というグラフィックボードを使っている。このグラボ、仕様書ではデジタル出力の最大解像度が1600×1200と出ていたのでフルHDでの表示は無理と思っていたのだが、繋いでみたらちゃんと1920×1080のフルHDで出力できたのでこれはラッキー。Dot by Dot表示で文字もクッキリ。
レグザB3は液晶がノングレア(非光沢)なので、PCモニタとして使うならZ1よりも良さそうだ。
by rukachas | 2012-11-03 20:42 | 電気製品の話