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RUKAの雑記ノート(現在休止中)

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お風呂テレビのアンテナ、その後...

9月4日の記事「風呂テレビの地デジ受信改善」では、風呂場に置いたPanasonicのポータブルテレビ「SV-ME7000」にYAGIの地デジ用アンテナ「UwPA」を繋いだら地デジ受信できた、めでたしめでたし・・・という話をしたが、じつはその後UwPAは取り外してしまい、結局今では壁のアンテナ端子から風呂場までケーブルを引っ張ってくるという方法をとっている。
つまり今はもう室内アンテナは使っていない。

あのときYAGIのUwPAによってすべての地デジチャンネルが問題なく映ったのは確か。だからこそ感心し、あの記事を書いたわけだ。
ところがその後、台風が近付いて大気の状態が不安定になってくると、次第にアンテナレベルが下がってきてしまった。いくつかのチャンネルはレベル40を下回り、ワンセグしか受信できない状態に。

台風が影響したのかどうかハッキリしないが、曇りの日、雨の日はたしかにレベルが下がるようだ。このへんは室内アンテナの限界か。
UwPAを移動したり角度を変えたりといろいろやってみたが、改善はしなかった。

さらに1週間もするとフルセグで受信できるのはNHKと日テレとテレ朝の3局のみになってしまい、あとはすべてレベル低下によりワンセグ受信のみに。
しかもその3局も、時間帯によってはブロックノイズが出たり、画面が数秒止まることもある。

YAGIの室内アンテナUwPAはコストパフォーマンスに優れ、条件が良ければ室内アンテナとは思えない性能を発揮する良質な製品だが、我が家の使用条件では「常に安定受信するには」厳しかったようだ。
ブースターを付けてもレベルの不安定さは残りそうな気がしたので、見栄えは悪いが居間のアンテナ端子からケーブルを引っ張ってくるしかないと、面倒だがそうすることにした。

10月始め、アンテナケーブル(4CFB)、3分配器、ケーブルを固定するためのフックなどを買い作業に取り掛かる。
一番不安だったのは壁のアンテナ端子から3分配することによる電波の減衰。風呂のテレビが映っても他のテレビが映らなくなったら意味がない。

うちは壁のアンテナ端子が1階の居間にしかないので、そこから2階へも這わしている。つまりすでに2分配している。(2階ではさらにそれを2分配している)
分配数が増えれば当然レベルは下がるので、場合によってはブースターを購入しなくてはならない。

しかし結論から言うとブースターは購入せずに済んだ。2分配器から3分配器に取り換えたが、大きなレベル低下は起こらなかったからだ。
テレビのアンテナレベル表示では、数値がわずか「1」低下しただけ。今まで使っていた2分配器が古くなっていたのかもしれないが、これは意外だった。
ちなみに今までの2分配器は10年以上前に購入したDXアンテナ製、今回購入した3分配器はYAGI製。

さてケーブルを風呂場まで這わせるに当たって問題となるのが途中にある戸の部分。
ドアならば確実に隙間用ケーブルが必要になる。ドアの隙間に通すため、平べったい隙間用ケーブルで中継するわけだ。

ところがこの隙間用ケーブル、長さは30cm程だが意外と値段が高い。2千円くらいする。
戸は2箇所あるので2つ必要だし、繋ぐためのF型接栓も4つ必要になりそれだけで4千円以上になってしまう。
また、平べったいがゆえの耐久性も気になる。

しかし幸いにもうちは経由する戸がすべて引き戸なので、今回は隙間用ケーブルを使わずに済ませた。アンテナケーブルをそのまま張り、戸を閉めたときの隙間はクッションテープで補うことにした。
これにより費用はグンと安上がり。結局買ったのは15mの白いアンテナケーブルと、3分配器と、裏が両面テープになっているケーブルフックと、隙間用クッションテープだけ。
トータルで2千円ほどで済んだ。

お風呂テレビのアンテナ、その後..._c0039181_21425196.jpg
YAGIの室内用3分配器で居間のテレビと2階へと風呂場への3箇所へ分岐。
レベルの低下は思ったほどではなかった。
ケーブルはマスプロの「BS・CS用低損失4Cケーブル」を使用。

お風呂テレビのアンテナ、その後..._c0039181_21431783.jpg
文具品のような安いケーブルフックでアンテナケーブルを壁に固定。
もともと付いていた両面テープは粘着力が弱いので剥がし、Scotch(住友スリーエム)の「超強力両面テープ」に貼り換えた。
ケーブル程度の重さなら難なく固定できるが、粘着力が強いので無理に引っ張ると壁紙ごと剥がれてしまうので注意。

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戸の部分は隙間用ケーブルを使うことなくそのまま通過させた。
このままでは戸を閉めたときに隙間ができてしまうので・・・

お風呂テレビのアンテナ、その後..._c0039181_21432925.jpg
引き戸側にScotchの「室内ドア用戸当たりP型テープ」というのを貼った。
これは材質がゴムなので、長期間使用してもスポンジやウレタンのようにボロボロになることがない。
しかも厚さがアンテナケーブルとほぼ同じなので、閉めたときに隙間がピッタリ埋まる。

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キッチンには鴨居がないので天井の隅にそって這わせた。
ケーブルが白いのでそんなに違和感はない。
ここで使ったケーブルフックも裏面を超強力両面テープに貼り換えたもの。

こうして風呂場の近くまで引いてきたアンテナケーブルは、F型中継接栓を使ってSV-ME7000に繋いである専用ケーブルと接続。
風呂場内のケーブル張りは前回UwPAを繋いだときにすでにしてあるので、今回はケーブル同士を繋ぐだけで済んだ。

ちなみにSV-ME7000に挿している3.5ミニプラグのアンテナケーブルは純正品ではなく、マスプロの「TV接続ケーブル JLM3-P」を使っている。
純正品よりも値段が安いうえに、長さが3メートルもあるのでこっちのほうが便利。

お風呂テレビのアンテナ、その後..._c0039181_21433811.jpg
これも前回UwPAを繋いだときにした処理だが、SV-ME7000は端子カバーを開けないとケーブルが挿せないので、そのカバーを取り除いて全体にプラ用パテを埋め込んでいる。
こうしないとアンテナ、ヘッドホン、SDカードの差込口から水が入ってしまうからだ。

本当はもっと平らに綺麗にしたかったが、途中でパテが足りなくなってしまい、そのうち新しいパテを買ったときに上乗せすればいいやと思っているうちにそのままになってしまった。
これでも十分防水できているので、しばらくはこのままでも良いだろうと思っている。

お風呂テレビのアンテナ、その後..._c0039181_21434325.jpg
パテ部分の見た目は悪いが、表からは見えないのでどうってことはない。
ある程度の弾力を保ったまま硬質化する防水仕様のパテなので、簡単に剥がれることはないと思う。

さて受信状況だが、やはり室内アンテナと違って電波レベルはかなり高く、すべてのチャンネルが安定して受信できるようになった。
ほとんどのチャンネルでデータ放送が見れるようになったのも良かった。(データ放送はフルセグ受信できていないと見れない)

親父とオフクロはいつもではないが、入浴中に見たい番組があるときは使っているようだし、私はあまりテレビ番組は見ないが、ネット機能を使ってYouTubeを見たりしている。(自宅の無線LANを利用)

風呂に入りながら見るテレビ番組、データ放送、ネットのYouTubeやHulu等のコンテンツ。
昔なら風呂の壁にテレビというと壁を打ち抜いての大工事を思い浮かべたが、今や3万円台の防水ポータブルテレビとドアに細いケーブルを通す隙間さえあれば気軽に楽しめる。

風呂場にテレビを置いて4ヶ月。地デジが綺麗に映るようになって3ヶ月。
今や湯に浸かりながらテレビを見るのが当たり前になってしまったが、あまりくつろぎ過ぎてのぼせたり湯あたりしないようには気をつけている。
by rukachas | 2013-12-23 11:58 | 電気製品の話