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RUKAの雑記ノート(現在休止中)

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人間の価値

王様の象徴「gooブログ」のテーマサロンで「生きるということ。人間の価値。」と題されたテーマを見つけた。このテーマを最初に投稿した女性は「私がいなくなっても、誰も気付かないし悲しまない。そう思い始めるともう号泣」なんてことを書いている。
この悲観的な文章を受け、私も思うことを書いてみることにした。

人の価値ってなんだろう?価値ある人とはどういう人のことをいうのだろう?
家柄が良い人? 金持ちな人? 収入が多い人? エリート社員? 学歴が高い人? 頭の良い人? 顔が良い人?・・・
すべてノー! 大企業のエリートであろうとフリーターであろうと、豪邸に住んでいようとホームレスであろうと、大学院卒であろうと中卒であろうと、秀才であろうとオツムが弱かろうと、都会に住んでいようとド田舎に住んでいようと、五体満足であろうとカタワであろうと、そしてどの国に生まれようともどんな血筋に生まれようとも、それで人の価値に差が出るものではない。

では、人の価値はなにで決まるのか。それは『どれだけ他人のために尽くしたか』だ。言い換えれば、たくさんの人が恩恵を受けている人こそ、より価値の高い人だといえる。
他人のために何かを・・・それは普段会社でしている業務でも、隣近所にしている手伝いでもいい。人のためにいかに努力したか、努力しようとしたか、その積み重ねが価値を高める。
逆に言えば、たとえイイコトのおぼっちゃんであっても、大邸宅に住む大金持ちであっても、自分本位だったり他人への情が希薄ならば、その人の人間的価値は低いということだ。愚かともいう。

他人への情。すなわち愛情や感謝の情、哀れみや慈しみの情。それを持たぬ者は他人からも必要とされなくなる。人との繋がりが極めてもろいものとなる。
この世の中は、必要とされないものは淘汰される運命にあるが、いざ自分が無用の長物となったとき、大きな家や札束がいったい何をしてくれるというのだろう。数百万円の高級腕時計でさえも、止まってしまえば時計としての役目を失うのだから。
価値とはそういうことだ。人もまた然り。

自分は生きる価値がない、などと自分で決めつけてはいけない。
人を妬まず、恨まず、たとえ小さなことでも人への情を忘れずに生きていれば、自然と「生けるべき人」になれるはず。もっと自信を持ってほしい。
by rukachas | 2005-10-09 21:41