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RUKAの雑記ノート(現在休止中)

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少年と看護婦さん

白衣の天使もう30年以上も前だが、当時マンガ雑誌の少年ジャンプで「トイレット博士」というギャグ漫画が連載されていた。作者はとりいかずよし氏。
このマンガの中で「七年殺し」という必殺技が登場する。相手の尻を丸出しにし、両手を肛門に突っ込んで中で七本の指を立てることで直腸を破壊し、7年先まで再起不能なダメージを与える・・・と書くとなんだかグロっぽいが、赤塚不二夫タッチの3頭身ギャグマンガなのでご心配なく。

チョ~が付くくらい下品なマンガだったが、小学生、とくに男子のあいだでは人気が高く、当時の少年ジャンプの看板マンガだった。この下品路線は後の「ガキデカ」さらに「おぼっちゃまくん」へと受け継がれていった・・・かどうかは知らない。

私は9歳のときに、腎臓をわずらって40日間入院したことがあった。病室は6人部屋で、同じくらいの歳の子たちと一緒だった。
ある日みんなでノートに絵を描いて遊んだとき、私はこのトイレット博士のマンガを真似て描いて、病室の友だちを笑わせていた。小学生らしいドヘタな絵で、吹き出しを描いて「七年ごろし~!」とやっているようなくだらない絵だ。大きなモモのようなお尻の横に矢印を描いて「ケツ」と書いている。つまり、これはケツだよと説明している絵。

みんなでケラケラと笑っているところへ、若い看護婦さんが「なに描いてるの?」と覗きにきた。私はちょっとイタズラっぽい気持ちで、ホラッとばかりにその絵を見せた。
すると看護婦さん、キョトンとした顔で「これなぁに?」とお尻の絵を指差した。私が「ケツだよ、ケツって書いてあるじゃん!」と言うと、その看護婦さん、なんとこう返してきたのだ。「ケツってなぁに?」

私はその瞬間凍りついた。「看護婦さんは白衣の天使っていうけど本当に純真なんだ。ケツなんていう下品な言葉は知らないんだ!」そう思ったとたんに、下品な絵を見せてしまったことがとても恥ずかしくなり、顔から火が出るような思いがして、あとは何も言えなくなってしまった。顔を赤らめながらそそくさとノートをしまう9歳のRUKA君であった・・・。

しかし、よくよく考えてみればどうもおかしい。看護婦さんといえば若くても二十歳は越えているだろう。いくらなんでも、お尻をケツと呼ぶことぐらい知らないわけはない。きっとカマトトぶって、私をからかったに違いない。
う~ん、9歳のいたいけな少年を騙すとは・・・看護婦さんて本当は「白衣のペ天使」かもね。
(↑ギャグです冗談です。看護婦さんは天使です。いつかお世話になる人たちを悪くは言えませんて)(;^_^A
by rukachas | 2005-12-10 23:51 | 懐古の話