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RUKAの雑記ノート(現在休止中)

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駄菓子

あの頃は店だった私は子供の頃、小学校の近くの店でよく駄菓子を買っていた。(左の写真は私がよく行っていた店の一つ。当時は1階部分が店だったが、今はもう見る影もない)
駄という文字は「値うちが低い、くだらない」という意味だが、昔の駄菓子は本当にそうだった。

アンコ玉という、直径2センチほどのアンコをきな粉でくるんだだけのもの。
三角形の飴にひもが付いてて束ねてあって、ひもを引っぱるまで大きい飴になるか小さい飴になるか分からないというもの。
箱の中に丸いガムが入っていて、箱のうえに突き刺さっている棒を下のほうまで突いてから抜き取ると、その棒の先にガムがはまってくるというもの。(ガムの色でアタリハズレもあった)
あんずの実を漬けてあるような、ちょっと甘酸っぱいジャムみたいなもの。
メチャメチャ小さなカップ容器に、ホイップクリームを固めたみたいなヨーグルトもどきが入っているもの。
木の小枝のようなものが数本束ねて紙でくるんであって、噛むとニッキの味がするもの。(あれは何だったんだろう?どう見ても木の枝にしか見えなかったが...)

上の写真の店ではないが、コンクリートの地べたに麩菓子さえもむき出しで置いていて砂ぼこりがかかっていたり、一体何年前のだろうと思うようなボロボロの紙容器に入っていたり、付いているゴミを取ってから食べたりとか、小汚くてハッキリいって子供心にも「これ食べて大丈夫?」と思うようなものが平然と売られていたものだ。
でも私よりも上の世代はもっと凄かったんだろうね。オフクロなんて古タイヤを削ったものがガムとして売られていたって言うし。(スンゴイなぁ)

今でも駄菓子は売っているし、デパートにも駄菓子コーナーがあったりするけど、なんからしくないよねぇ。菓子が「駄」なら、店も「駄」であってほしいと思うのはノスタルジーの表れだろうか。

それに、当時と同じデザインの駄菓子があったとしても、一つ一つきちんと包装されていたり、パッケージに成分表が書かれていたり賞味期限なんかもあったりして、あれじゃ普通のお菓子屋に売ってる明治や森永のお菓子と変わらんよ。
駄菓子ってのはもっと粗雑で、怪しくて、ちょっと薄汚れてて、それこそどっかのオバチャンが田舎の土間でハナクソほじりながら作ってるような・・・
スマン言い過ぎた...(/д\)☆\( ̄∇ ̄) ベシッ

まとにかく、今じゃ駄菓子も衛生面では厳しく管理されてるんだろうね。
いや、駄菓子だからこそなおさらか。
by rukachas | 2005-01-16 16:47 | 懐古の話