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RUKAの雑記ノート(現在休止中)

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リモコンカオス

リモコンカオス_c0039181_21455512.jpg去年の12月に買った国産(二流メーカー)の14型テレビ。
格安だったとはいえ画質も受信感度も悪くはないし、まぁそこそこ満足している。(このクラス相応だけどね)
ただ、ひとつだけどうにも気に入らない点がある。リモコンだ。このリモコンだけは、買って1ヶ月経った今でも使いづらくてしょうがない。
写真をクリックして大きい写真を見てほしい。どこが不満点か、パッと見て分かるかな?

そう、音量とチャンネルのボタンの配置が変なのだ。ど~考えてみてもこれは逆だろう。音量は基本的に、いや絶対的に、左右ではなく上下であるべきだ。
(音の)大きさを変えるという目的に対しては、上下という概念で行動するほうがイメージとしては自然であるし、またチャンネルは上下よりも左右のローテーションのほうが新聞のテレビ欄の列びと相まって、こちらもより自然である。つまり十字に配置したボタンであるならば、ごく自然に上下が音量、左右がチャンネルとなるはずだ。

ところがこのリモコンは逆。14型だけではなく、このメーカーは29型テレビのリモコンも同じ作りになっていた。もしかしたら全機種そうなっているのかもしれない。どこか意図的なものを感じるのだが、もし設計者がなんの意図もなくこう配置したのだとしたら、それこそマイナーメーカーたるゆえんだと言わざるを得ない。

それと、現在使っている某メーカーのビデオデッキのリモコンも、やはりボタン配置に難がある。22センチほどもある長身のリモコンなのだが、再生や一時停止は下に配置されたボタン群で行い、コマ送りや逆再生は上に配置されたボタン群で行う。つまり映像を細かく見ていこうとすると、リモコンの上で指を大きく動かさなければならないか、両手の指で行う必要があるのだ。これも使いづらいリモコンのひとつ。

家電もより多機能になり、液晶パネルやテレビ画面に表示して設定するものが増えた。だがそれがかえって、一つの事を行うのにいくつもの手順を踏まなければならないという弊害も生んだ。
また、目の悪い人には見えにくい小さな文字、お年寄りには押しにくい小さなボタン、手順を無視したボタン配置など、弱者切り捨ての姿勢は昔よりもむしろ今のほうが目立ってきているように感じる。

パソコンのOSと同じように、家電もUI(ユーザーインターフェイス)の良し悪しが製品の質を左右する。たかがリモコン、されどリモコン。
by rukachas | 2005-02-02 21:51 | 電気製品の話