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RUKAの雑記ノート(現在休止中)

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ジュンで~す、長作だ、三波春夫であ~る

思いを綴るあなたは何か記事を書いて公表しようと思ったとき、文体をどのようにしようか迷ったことはないだろうか?
口語体でしかも普段のおしゃべりどおりの言葉で書くのが一番気楽だろうが、友人同士の交換日記ではないのだから、公的な読み物としてはちょっと頂けない。やはり文語体で書くべきだろう。

だが一口に文語体と言っても、これにも「です・ます調」と「だ・である調」がある。「...ということです」「...と思います」と書くのと「...ということだ」「...と思うのである」と書く、この違いだ。
数多くのブログも「です・ます調」で書いているものと「だ・である調」で書いているものとに分けられる。中にはこれに当てはまらないものもあるが、大まかに分けるとこの2つだ。それぞれ書き手の個性と関連があるかどうかはわからない。その作者が意図して文体を決定したなら尚更だ。私の場合 L.O.S. の中でもこのブログだけは「だ・である調」で書くことが多い。これも意図してのことだが。

「◯◯です」「◯◯ます」なんて良い子ぶってるみたいで堅っ苦しいよ、と思う人もいるだろうし、逆に「◯◯だ」「◯◯なのである」のほうが堅っ苦しいじゃん!と思う人もいるだろう。たとえば・・・

★「今日は休日なので買い物に出かけました。駅前まで行くと見慣れない看板。なんと、新しい牛丼屋がオープンしていたんです。でもすぐに潰れると思います」
★「今日は休日なので買い物に出かけた。駅前まで行くと見慣れない看板。なんと、新しい牛丼屋がオープンしていたのである。だがすぐに潰れるだろう」

この2つの文章を見て、あなたはどちらの書き手に好意を感じるだろうか?私はハッキリ言ってこの短い文章では分からない。「です・ます調」と「だ・である調」のどちらが良いかは、書き手によって決まると言うよりは、その時々での文章の内容、そしてどんな雰囲気でその内容を伝えたいのかによると思う。そのため私のサイトでは、今までコーナーによって使い分けてきた。

子供について真剣に議論するべき内容をコラムとして綴ってきた「独り言」のコーナーは、「だ・である調」では威圧的過ぎるし、堅苦しくもなり過ぎる。また内容が内容だけに個人的な考えを断言だと思われては困るので、基本的に「です・ます調」で書いてきた。(掲示板など、人との会話で「◯◯です」と言っているのは単に敬語だからであり、この理由とは違うよ)
そして雑誌感覚というか、ざっくばらんな文章の場合は逆に「です・ます調」のほうがお堅く感じるから不思議だ。そのため、思い付くままに気楽な文章を書いてきた「雑記ノート」のコーナーは、初めから「だ・である調」で書いている。「独り言」のような問題意識の喚起もなく、議論する内容でもなく、ただ単に日々の意識の記録として残すには「だ・である調」のほうが気分的にシックリきたからだ。(なんかアバウトだなぁ、他に言い方が見つからないけど)

先月から「雑記ノート」のコーナーをこのブログにしたのだが、結局「独り言」のコーナーと統合することにした。雑記は「だ・である調」、子供に関するコラムは「です・ます調」と決めつけているわけではないが、おそらく今後も気分的にはそうなっていくだろう。
内容によって文体がコロコロ変わっては、読むほうからすればブログのカラーが掴みにくいかもしれないが、そのへんはご了承願いたい。m(_ _)m
by rukachas | 2005-02-18 23:58 | 言葉の話