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RUKAの雑記ノート(現在休止中)

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数字と色の関係

色、いろいろ唐突だが「あなたにとって1は何色? 3は何色? 6は? 8は?」
いきなりこんなことを訊かれたら誰だって戸惑ってしまうだろう。
今日はイメージのお話。

イメージや印象というのは不思議なもので、何の理由も無いのに(あるいは意識をしないのに)頭の中で勝手に関連づけてしまうことがある。パッと人を見て、この人は頭良さそうだな~とかケチそうだな~などと思ったり、この服にはこの靴が似合いそうだな~とか。
人はイメージがあるからこそ、人や物により興味を持てるのかもしれない。

人や物体に関しては実際に目でフィードバックできるので、自分の好みや性格、記憶や体験などを踏まえて自分なりのイメージを掴みやすいけれど、物体として存在しないもの(音や色など)に明確なイメージを感じられる人は、いったいどれくらいの割合でいるのだろうか?
というのも、私の周りでも漠然としたものに対するイメージがハッキリ感じられる人と、あまり感じられない人とがいるからだ。そこで最初に「この数字は何色?」という質問をしたわけ。あなたはどう?

私も0~9全ての数字にイメージを感じるわけではないが、私にとっては2は赤、3は緑、5は茶色、7は黄、8は紫かな。これは子供の頃から当たり前のように感じてきた。
もちろん人によってまるで違うし、またそう感じる理由も違うだろう。無意識のうちに数字の形から連想しているのかもしれないし、「さん」とか「なな」といった言葉の響きの影響かもしれない。まぁなんにしても、それぞれの脳の個性とも言えるかもね。
「え~3が緑ぃ?3はどう考えても青じゃん!」「何言ってんの?3はピンクでしょ!」なんて感じで人それぞれが当たり前だけど、同じ色をイメージする者同士で集まったら、他に共通点があったりして、無かったりして・・・。

数字と色はひとつの例ではあるけれど、こういうイメージをまったく感じない、というか理解できないという人もいる。
人の脳のうち一般に左脳は言語脳といわれ、言葉の理解や数学的な計算をこなす脳。反対側の右脳は音楽脳といわれ、音楽や絵、空間認知などのイメージ的な処理をこなす脳。実際にはどちらも片方だけで行われているわけではないが、その人の得意分野によって左脳派、右脳派と分けることはできそうだ。漠然とした物に漠然としてではなく明確なイメージを感じる人は、やはり右脳派に多いのかもしれない。私はおそらく右脳派なのだろう。

こういう問題が小中学校でテストとして出たらきっと面白いだろう。あまり答えの無い問題ばかりだと性格診断や適性検査のようになってしまうが、「ソフトクリームの性別は?」「ビックリという言葉は何色?」なんていう問題があったら、子供の頃の私ならきっとテスト用紙の裏にまでビッシリと答えを(考えを)書いたろうなぁ。( ̄ー ̄)y-~~~~

ところで・・・知っている人は知っていることだが、じつは数字と色の関係はある規格ですでに決められているのだ。
電気製品の基盤をみたことがあるかな?小さなパーツがハンダ付けされている緑色のボードだ。そこに米粒のような「抵抗」と呼ばれるものが付いているが、その抵抗にはカラーコードと呼ばれる色の線が描かれていて、この色で抵抗値が分かるようになっている。
描かれている線の左側2本が数値、3本目がその数値の後ろに付く0の数、4本目が制度(誤差)を表している。日本工業規格(JIS)が定めた数字と色の関係は次のとおり。
0=黒、1=茶、2=赤、3=橙、4=黄、5=緑、6=青、7=紫、8=灰、9=白

私は子供の頃から電気関係が好きだったので、カラーコードも中学生の頃には知っていたが、私がイメージする数字と色の組み合わせとはまるで違うので最初はなかなか憶えられなかった。
イメージに縛られてしまうと、かえって真実が見えてこなくなることがある。政治、社会、宗教、教育、その他もろもろすべてに言えることだろう。
偏った見方、人はそれを「色メガネ」という。
by rukachas | 2005-02-20 22:00 | 言葉の話