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RUKAの雑記ノート(現在休止中)

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毎日シャッフラー

毎日シャッフラー_c0039181_23321230.jpgiPod shuffleを使い始めて1週間が過ぎた。十分にいじくり回して使い込んだ結果感じることはこの一言・・・「もう手放せませんっ!!」
家の中でも、Macの前に座っているときでさえも使うことがある。こんな無意味なことをしてしまうのも、それだけiPod shuffleが手軽だからに他ならない。ごく当たり前に身に付けることができる小ささの恩恵とは、これほどまでに大きなものだったのか。

もともとiTunesとiPodのコンビネーションには、他のプレーヤの追随を許さない力があったのだが、機能を大幅に削ることでボディを小さくし、そこにシャッフル再生というコンセプトを当てはめるという発想自体に、他のメーカーはさぞ驚いたに違いない。
だが発表時は懐疑的な人も少なくなかった。「容量がたった1ギガ?」「ホイールはどうした?いやそれ以前に液晶がないじゃないか」「好きな曲を聴きたいときはどうするんだ?」
ところがフタを開けてみたら世界中で注文殺到。iPod shuffleが人々の需要にピッタリとマッチしたわけだ。

どんな人たちのどんな需要だったのか?それは私と同じく普段音楽をBGMとして聴いている人の、好きな曲を外でも聴きたいという需要。
だから「好きな曲を聴きたいときはどうするんだ?」という疑問には「選曲なんてしないよ、だって全部好きな曲だも~ん」という答えになるわけ。何日も家を空けて旅をするわけじゃないんだから、持っている曲を全部入れる必要などないし、むしろ気分や出先によって転送するプレイリストを使い分けるといった面白みがある。

私がポータブルプレーヤを手にするのは初めてではない。20代の頃はカセットテープのウォークマンを愛用していた。大きさがカセットケースとほぼ同じになった頃だ。テープなので当然ランダムプレイなど無いし、テープが終われば入れ替える必要もある。しかし当時はそれが当たり前だったし、とくに不便は感じなかった。多少重いのが難点だったけどね。
MD世代の人たちには、プレーヤの大きさ重さ、カセットテープの融通の利かなさはきっと歯痒く感じるだろうねぇ。

30代になったあたりから外で音楽を聴くことはほとんどなくなり、このての商品とも疎遠になっていたのだが、いつぞやのiPodの登場は衝撃的かつ魅力的だった。ただ、自分の需要を満たすためにしては少々値が張ると感じ、躊躇したまま早数年。iPod miniでさえも3万円近いし(New iPod miniは21,800円から)ただBGMとして聴くだけの私にはいらない機能がありすぎた。
そんな中登場したiPod shuffleはまさにオーダーメイドのよう。こういうプレーヤが欲しかった。気軽に買える値段、気軽に変える毎日。

具体的にはどう変わったかというと、昔のウォークマンはポケットに入るほどの大きさでは無かったので通勤中にしか使わなかったが、iPod shuffleはとにかく小さいので仕事中も(聴けるときは)聴くことができる。仕事の効率も上がった気がするし、なにより疲れにくくなった。いやマジで。
そして家では、転送する音楽をiTunesで選別する行為によって、音楽を再発見すると同時に自分の好みを再発見することもできた。

使いやすいiTunesとiPodを提供しているAppleにはホント感謝だが、「音楽を携帯する」というコンセプトのマシンを最初に発明したソニーにも敬意を表したい。
by rukachas | 2005-02-24 23:32 | iPod&iPad&iPhoneの話