子供大好きRUKAの雑記帳
by RUKA
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カテゴリ:音楽の話( 19 )
平耳アワー
c0039181_23515212.jpg音楽家、平沢 進さんの歌を知っている人にしか通じないネタですが、もしかしたら知っている人にも通じないかもしれない、そんな個人的なネタ。(^^;)

平沢さんの音楽は、イントロや間奏にどこの言語ともつかない言葉が奏でられていることが多いんですが、本来音として聞くべきその部分が日本語に聞こえることがあります。
いわゆるソラミミですね。(本来の意味の空耳ではない)

もっとも有名なのは「白虎野の娘」でしょうか。
イントロの部分から「酔いや〜何故に・・・」と歌っている人は多いと思います。

【白虎野の娘】
♪「酔いや〜何故に無限と美杯」

歌詞ではなくただそう聞こえるだけなのに、歌詞として紹介している動画もあるもんだから、外国人の中にはこれも歌詞だと思っている人、多いでしょうね。
もしかして日本人にも勘違いしている人いたりして。

これボーカロイドが男声のみの「白虎野」だと、ちょっと違うんですよね。

【白虎野】
♪「酔いや〜飲んで〜みる下戸、美杯」

「白虎野」も「白虎野の娘」も同じに聞こえる人もいるでしょうが、私にはこのようにちょっと違って聞こえます。
あくまでも私には、ですよ。


以下、P-MODELと平沢さんの楽曲から、イントロの部分が「私にはこう聞こえる」というものをいくつか選んでみました。
曲名をクリックするとYouTubeの該当曲に飛びます。

【回路OFF 回路ON】
♪「アフラックアフラック、ア〜ラア〜ラ、アラ〜」

【Rocket Shoot】
♪「あ〜、稲垣ひろし」

【帆船108】
♪「嫌〜な〜家」

【賢者のプロペラ】
♪「ほえ〜、なんか付いて、ほえ〜ほえ〜」

【賢者のプロペラ 2】
♪「不二家、混ざってたりな、ヤマザキパン」(これはクルシイかも)

【ルベド(赤化)】
♪「バ〜カなサカナの、反応オコゼ〜」 
(止まない花の輪唱で...のあと)

【MOON TIME】
♪「タタキ食べてめでたい、あ〜なた〜が〜」

【MOTHER】
♪「きっと時に満ち、風に感じてた時に満ち」

【庭師 KING】
♪「ワロワロ、平和の輪の、屁〜居合〜!」

【パレード】
♪「あ〜馬場お〜やオイル馬よ〜、浜の屋〜か〜、そ〜だあぁ〜」


「ぜんぜんそんなふうに聞こえないじゃん!」という苦情は無しでね。
「聴くたびにそう聞こえるようになっちゃったじゃないか!」という苦情も無しでね。(^^;)
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by rukachas | 2016-02-02 23:44 | 音楽の話 | Comments(0)
ホログラムを登る男をホロホロ聴く男
c0039181_1565355.jpgそれまでの曲とは雰囲気がガラリと変わり、多少の戸惑いもあった前作のアルバム「現象の花の秘密」
あれから3年が経ち、久々に平沢さんの新しいソロアルバムが発売された。
タイトルは「ホログラムを登る男」

オフィシャルサイトで購入した人の中には1週間も前に手にした人もいたらしいが、私はAmazonで予約したので発売日である18日に配達された。
まずは封を開け、CDを取り出してPCでリッピング。無圧縮のAIFFと標準レートのAACの両方で保存した。
そしてブックレットに掲載された歌詞をテキストに起こし、現物は他のCDとともに大切に保管。

所有することに価値を感じるCDはそうあるもんじゃあない。(CDそのものの価値ではなく所有の価値)
いくら美味しい料理でも器がなければ樣にならないし、たとえ同じ味でも(同じデータでも)テーブル直置きで満足してしまったらその程度の料理ということになる。

・・・と、毎度のことながら平沢さんのCDを買うたびにそう思うわけだが、じつは今回のアルバムはコンセプトがあまり伝わって来ないまま買ってしまったというのが正直なところ。
ホログラムとは人工的に作り出した三次元像のことだし、平沢さんお得意の「擬似」「似非」「仮想」のイメージであることはなんとなく想像できるが、何故「登る」なのか?
それはこれから聴き続けるうちに自然と理解していくだろう。

ソロ13作目となるこのアルバムを聴いた第一印象としては、今回はメロディアスで優しい雰囲気の曲が多いなということ。
かつての破天荒なヒラサワ節に戻りつつも、どこか丸くなったというか、まろやかになった印象があり、間口がさらに広がったようにも感じた。

とはいえ、ヒラサワ曲特有の縦横無尽な変態音階は相変わらずで、まるで映画や舞台の場面転換のような、劇的に変化する曲調にもハッとさせられ、ニヤッとさせられた。


YouTubeより
「ホログラムを登る男」 ダイジェスト・ムービー (オフィシャル)

1曲目の「アディオス」は軽快な行進曲風。
これから何かが始まりそうなワクワクした気分ながらもちょっと足がもつれているような不思議な感覚。
罵詈と喝采の中、順風で多難なイリュージョンがアディオス(さよなら)の声とともに始まった。

2曲目の「アヴァター・アローン」で、いきなり多難がやってきた。「ただ生き延びよ」の言葉が重く伸し掛かる。
歌い出しの部分が核Pの「Alarm」の歌い出しと似ているように感じたが、メロディはまるで違った。

3曲目の「異種を誇る「時」」は、しっとりとしたバラード。
平沢さんの美しい歌声に浸れる森林浴的な曲。サビの部分の曲調の変化にハッとさせられる。

4曲目の「MURAMASA」は、最近のヒラサワ曲では珍しい和風なタイトル。
当然、妖刀村正のことだと思うが、日本語の美しさに心底酔える歌詞がお見事!

5曲目の「Wi-SiWi」は、ちょっと不穏で怪しい曲。古いモノクロの映画フィルムのような印象。
これは「我幸い」と掛けているんだろうか?

6曲目の「回路OFF 回路ON」は、飛び交う音階とカタカナ混じりの歌詞が心地よい変な曲。
だがハッピーな歌ではない。なにしろ地球の大惨事にレスキューのロープをバイトが引いているくらいだから。(^^;)

7曲目の「クオリア塔」は、大惨事後の退廃を描いているのだろうか。
悲しいほどに美しいメロディ。染み入るような歌声。これは心に残る名曲。

8曲目の「火事場のサリー」は、危うさを秘めた愛の歌。音符が躁鬱病になっているようなサビが面白い。
「愛」と「キミ」の意味が、今までのヒラサワ曲とはちょっと違うのかな?

9曲目の「ホログラムを登る男」は、オフィシャルで無料配信しているタイトルソング。

10曲目の「鉄切り歌(鉄山を登る男)」は、おそらく久々に登場した三拍子曲。
庭師KINGほどの力強さはないが、優しさを振りまいて足取り軽く天へと登っていくような雰囲気。

11曲目の「クオリア塔(HG-G version)」は、7曲目のクオリア塔の別バージョン。

今回のアルバム「ホログラムを登る男」は、私にとっては歴代ベスト5に入る傑作だった。
グングンと気分が高揚するような曲は少なかったが、今回はとにかくどの曲もメロディが美しすぎる!
そして遊び心満載の曲調と、日本人であることに喜びを感じる奥深い歌詞。

今回も2009年に書いた「点呼する惑星」を買った時の記事と同じセリフで締めたいと思う。

これぞ王様が聴く神の曲!
捨て曲無しのハズレ無し! 影響力において比類無し!
聴かぬ者には福は無し!!!
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by rukachas | 2015-11-20 12:03 | 音楽の話 | Comments(0)
「救済の技法」HQCD版
平沢進さんのアルバムの中でも"最高傑作"と謳われているのが1998年のアルバム「救済の技法」
私もそう思います。数あるソロアルバムの中でベストワンを挙げろと言われたら迷わずこのアルバムを選ぶでしょう。
もちろん平沢さんの楽曲に捨て曲やハズレ曲はひとつもなく、どのアルバムも値段以上の価値があるのは言わずもがなですが。

私は「救済の技法」はすでに持っているんですが、先日AmazonでこのアルバムのHQCD版を見つけました。
HQCDとは、通常のCDとは異なる材質でできている、マスター音源に近い音を再生できる高音質CDのこと。

高音質とは言っても当然再生機器によっても左右されますし、エンジニアの音作りにもよるので一概には言えませんが、基本的には高音質とされているCDです。

「救済の技法」のHQCDはオリジナルの10曲に加えて、ボーナストラックとして「Forces」が4曲収録してあり、それでいて値段は約2300円。
私の好きな「救済の技法」の高音質版で値段もお手頃なら買わないわけにはいかんでしょう!
ということでさっそく買ってみました。

c0039181_1574314.jpg

実際にオリジナル盤と聴き比べてみると、たしかに一皮向けた感じがします。ザラつきが取れて透明感が増したような。
ただ、誰が聴いてもハッキリわかるほどの大きな違い、ではなかったですけどね。

Amazonのレビューにもありましたが、10曲目の「WORLD CELL」からボーナストラックの「Forces」へと間髪入れず続いてしまうのはたしかにいただけませんね。
平沢さんのアルバムは物語の如く、映画の如く、その世界観が素晴らしいので、救済の技法という物語が終わった10曲目のあとで、余韻に浸る時間をわずかでも入れておいたほうが良かったのではと思いました。

しかしそこをマイナスとしても、平沢さんの楽曲にはプラス部分の多いこと多いこと。
音がクリアになり迫力が増した「救済の技法」HQCDはまさに永久保存版。

余談ですが、所有することに喜びを感じる音楽、数十年後にも価値を見出すことができる音楽、こういうものはYouTube等で手に入れてもなんの意味もありません。
逆に言えば、それで満足できる音楽など、その程度だと言うことです。

シッカリとお金を払うに値する音楽。
値段以上の価値を感じることのできる音楽。
その見極めが正しいかどうかは、どの人も数十年後の自分によって明らかになるでしょう。
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by rukachas | 2014-04-12 21:51 | 音楽の話 | Comments(0)
核P-MODEL гипноза (Gipnoza)
c0039181_191158.jpg発売日から1ヶ月ほど遅れてしまったが、平沢 進さんによる核P-MODEL名義のセカンドアルバム「гипноза (Gipnoza)」を今週購入した。

前作、2004年の「ビストロン」以来、核P-MODELとしてはじつに9年ぶりのアルバムとなる。
ビストロンはアメリカ軍によるアフガン侵攻やマスメディアへの皮肉を思わせる内容だったが、今作は2011年3月11日の東日本大震災の影響(というよりひとつの引き金と考えられる)が色濃く出ている作品となっている。

歌詞の中のフレーズにも...
「カタストロフ」「瞬間のCrash」「天変地異」「逃げ惑う人」「1000年もキミを待った」「陸海空」「救命ショー」「瓦礫」「臨界値」「気付かれぬようにそっと定義を変えよう」「見えるのは嘘」
などとあり、あの大災害とその後の人間の対応を、思わせぶりな言葉で綴っている。

平沢氏のアルバムでは珍しく、CDのブックレット(歌詞が載っている小冊子)の最初の数ページにひとつの物語が載っている。
『盗まれたアシュオン』と題されたその物語、これがまた面白い。

「なるほどそうだったのか!」1979年から続くアシュオン実験の一連の流れに納得し、しかし同時に疑問符がいくつも湧き出した。
スポットを持ち出した毛糸帽の男は何者なのか?人々の行く末は?と、今後の展開を案じてしまう。

それにしても、まさかPEVOという言葉まで出てくるとは思わなかった。PEVO星人はスポットのない世界を知っているようだ。
この物語と謎解きのような歌詞は、是非CDを買って読んでいただきたい。

早速聴いてみた感想としては、今回はディストーション気味の攻撃的な音が多く、ノリの良い1曲目2曲目でさえも重く訴えかけてくるような印象を受けた。
とくに2曲目の「それ行け!Halycon」は、前アルバムの3曲目「アンチ・ビストロン」のようなポップな曲だが、どこか「不安」で「不穏」で「不審」な、う~ん変な曲だ。(良い意味で)

ソロのときと同様、曲順が絶妙で、聴いていると「ああ、コレね~」と納得してしまう。それはあの大震災とその後のゴタゴタを知っている我々だからこそ共感できるのかもしれない。
とくに3曲目の「排時光」では、震災直後のあの事故の不安な気持ちがよみがえってしまった。
だがラスト10曲目の「Timelineの東」では新たな希望も見えてきた。「白虎野」以来、久々に胸躍るメロディだ。

さて、現在の我々はいったい何曲目にいるのだろう?
「ビストロン」と比べると平沢ソロのテイストが色濃く出ているようにも感じるが、間違いなく核P-MODELの傑作。
あの震災を体験した人にこそ、聴いてもらいたいアルバムだ。

1曲目のタイトル曲はオフィシャルの特設ページで無料ダウンロードできます。
гипноза (Gipnoza)特設ページ
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by rukachas | 2013-12-05 19:18 | 音楽の話 | Comments(0)
現象の花の秘密の秘密はまだ謎のまま
現象の花の秘密私はこの20数年間、至高の音楽家「平沢 進」さんを人に紹介し続けてきた。
2005年に始めたこのブログにも、2003年のアルバム「BLUE LIMBO」(該当記事)、2006年の「白虎野」の発売時(該当記事)、2009年の「点呼する惑星」の発売時(該当記事)と、新しいアルバムを購入するたびに感想を書いてきた。

そして前作から3年、いよいよ今月の23日、12作目となるソロアルバムが発売された。タイトルは「現象の花の秘密」
前作のレビューではアルバムタイトルの「惑星」という言葉に戸惑いを感じたと書いたが、今回もタイトルを知って同じような戸惑いを感じた。「花?」「秘密?」
昭和歌謡によく登場したこの言葉。なんとなくチープなこの言葉。はたしてヒラサワ曲ではどのような世界観になるのだろう?

期待を込めつつ予約注文したこのCDが本日届いた。
開封の儀とまでは言わないが、Apple製品を開封する時以上に緊張する一瞬だ。平沢さんのCDは毎回そう。店から出荷されたものだとはわかっていても、まるで時空を超えて出現した神からの贈り物のような雰囲気さえ漂う。
そんな贈り物を今回もじっくり味わってみた。

ざっと聴いた感じでは、今回は寂しさ、不安、動揺、そんなイメージを感じさせる曲が多い。しかも今までのヒラサワ曲とはだいぶ毛色が違う。
どう違うのかは説明しづらいが、これまでの楽曲のような大自然的壮大さは影を潜め、身近な日常、しかもどこか懐かしい昭和の町並みのような雰囲気を感じた。

歌詞は相変わらず面白い、というより謎深い。変態音階も健在で、心地よいような気持ち悪いような、物語という器の中で酔う感覚がある。
前作までが壮大な映画を思わせる作品だったのに対して、こちらは芝居の舞台を見ているような感じ。
ある意味こじんまりというか規模が縮小した印象があるが、それはテーマが身近な花であるからであって、その世界観と謎は限りなく深い。

今回は「おおっ!」と驚かされる曲が少なく、全体的におとなしめな印象だ。人によっては物足りないと感じるかもしれない。
Lotusや庭師KINGのような力が湧き上がるような曲もなければ、コヨーテや夢見る機械のようなコミカルな曲もない。全体を通して薄暗さや寂しさが漂っている。

だがCDの帯にも書いてあるとおり、聴けば聴くほど謎めく花園であることは間違いない。私はタイトル曲である「現象の花の秘密」と10曲目の「空転G」がとくに気に入った。
しっとりと聴かせる曲が多い中で、この2曲は多少ポップでありながら歌詞にハッとさせられた。

もし、あの今敏監督が今も健在で、このアルバムをモチーフとして「千年女優」の続編を作ったとしたら、さぞや素晴らしいアニメ映画ができあがるに違いないと、そう思わせる世界観がこのアルバムにはある。
もちろん今日初めて聴いたばかりなので大部分は謎のままだが、これから何千回と聴くうちに少しずつ見えてくるであろうこの物語。飽きるヒマなど与えないところがヒラサワ曲の凄いところだ。

P-MODELが1995年に発表した「Welcome」という曲の歌詞の中に「Welcome to the Sphere 見せましょうか 現象の花の秘密を♪」という部分がある。
同じ意味で使われているとしたら、ヒラサワ曲の価値はこのブレのない思想の中にもあるのだろう。
今回もアストロ・ホーは健在だ。
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by rukachas | 2012-11-25 23:37 | 音楽の話 | Comments(0)
感動の持続
ヒラサワCD音楽家にせよ画家にせよ作家にせよ、長きにわたり人を感動させ続けるのは大変なことだ。
だが、感動「し続ける」こともまた大変なことだ。若い頃はあんなに感動したのに今はあまり感動しなくなってしまった、という経験は誰にでもあると思う。

私も然り。全部ではないが、そう思うものはかなりある。アインシュタインの特殊相対性理論をわかりやすく解説した文章を読んで感動したり、映画のメイキングムービーを見て裏方の苦労や撮影テクニックに感動したり、西洋絵画に秘められた作者の思いに感動したり、とにかく「こりゃすげぇ」と思うことが多かった若かりし頃。

ところがそれなりに年をとると、同じものを見ても「なんで昔はこんなのに感動したんだろう?」と思ってしまうことがある。それは知識を得たことによって当たり前だと感じるようになったからなのか?それとも脳に感動センサーのようなものがあって、その働きが鈍くなってきたからなのか?

そんなギャップを多々感じる中で、もう20年以上も感動が変わらないものがある。音楽家、平沢進さんの音楽だ。
「好きな曲を何十年経っても好きなのは当たり前じゃないか?」と思うだろう。私が言いたいのはそういうことではない。その作品から受ける印象によって心が動かされる、その度合いが変わらないということ。単に好きかどうかではなく、その音楽に見出す価値が不変であるということ。

その昔、20年程前、私は平沢進さんのソロアルバムに感動して以来、ぜひ聴くようにと他人に勧め続けた。最初は末の妹。当時バービーボーイズのファンだった妹をヒラサワ曲の虜にした。平沢さんの声を「楽器のような声」と形容した吹奏楽部の妹。
その後も私の友人、会社の同僚、親戚、親の知り合い、甥っ子にまで、平沢さんのソロ曲を宣伝しまくったものだ。

そのとき使っていたのが「王様が聴く神の曲」という言葉なのだが、ジャンル分けが非常に難しいヒラサワ曲だけに、とにかく今まで聴いたこともない音楽なんだと説明するのが精一杯だった。
ところが人というものは、今まで聴いたこともない音楽を自分が好きになるわけが無い、と思い込んでいる人がとても多い。こちらがいくら紹介してもなかなか聴こうとしないのだ。

だから私はヒラサワ曲を人に紹介するときは、多少オーバーと思われがちな言葉をあえて使うようにしてきた。たとえば「この世でもっとも価値ある曲」だとか「世界の紛争を止められる唯一の曲」だとか、あるいは「これを聴いたら他の音楽がオモチャのように聴こえる」などと、他のミュージシャンのファンから恨みを買いそうなことまであえて言ってきた。

「この曲イイよ、聴いてみな」ではなかなか聴いてくれないものだ。だが「絶対ビックリする」「良い意味でショックを受けるよ」と言えば、「そんなことあるわけねぇだろ」という反発心で聴き始めるのだ。
1度聴かせてしまえばしめたもの。「大したことねぇよ」と言おうと思っていた者でさえ、それが言えなくなってしまう。驚き、感動し「これは凄い!」としか言えなくなる。こうしてまたひとり、価値ある音楽を知る人間が増えたというわけだ。

「音楽なんて好みだろ!」「人によって好きな曲は違うだろ!」「自分が気に入ったからって他人も気に入るとは限らないだろ!」・・・そのとおり。私もそう思う。
だがヒラサワ曲は、好きだとか気に入るとかそういう低次元の話では片付けられない、とてつもない価値と可能性を秘めているということを、知っておいても損はないと思う。
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by rukachas | 2009-02-28 16:19 | 音楽の話 | Comments(0)
王様が聴く神の曲
c0039181_14504620.jpgこの記事のタイトルにした「王様が聴く神の曲」とは、今から18年前、私がヒラサワソロ曲を人に紹介するときに使っていた言葉。
そんな神の曲の11枚目のアルバム「点呼する惑星」が今月18日に発売された。私も発売日に間に合うようにと早くからAmazonに注文していたのだが、発売日当日になって「人気商品のため入荷が遅れている」というメールがきて困惑してしまった。Amazonの該当ページにも一時的に品切れ状態であると書かれていた。

その後新たに入荷され、発売日から2日遅れた昨日ようやく私の手にも届いたのだが、平沢さんのCDが一時的にせよ入荷が追いつかなくなるなど、今までは考えられなかったことだ。
単にAmazonが注文数の見込み違いをしたとも思えるが、発売前からネットで多くの記事を目にしていたし、実際に購入者が多かったのは確かだろう。

ネット配信や映画の主題歌で世界的にも名が知れ、もはやマイナーな音楽家ではない。あとはヒラサワ曲の世界観を理解できる人がどれくらいいるかだが、巷にあふれる価値の低い音楽(聴く価値がないという意味ではない)に飽き飽きしている人が、ようやく遥か頂にいる平沢さんに気付いたのだから、あとは放っておいても登っていくだろう。
ケースの帯にも「ヒラサワの前にヒラサワ無く、ヒラサワの後にヒラサワ無し」と書かれていたが、まさにそのとおり。この世で唯一無二の至高の音楽。

というわけで、その独自の世界観をまた堪能できるかと思うとCDケースのフィルムを剥がす手も思わず震えてくる。CDをプレーヤーにセットし、さっそく聴いてみた。
結論から言うと、過去の作品に負けないほどの、いやそれ以上の素晴らしい作品に仕上がっている。上へ下へと縦横無尽に乱舞する音符、それを包み操る達人ボイス、遊び心に満ちた深い歌詞。まさにヒラサワワールド全開だ!

じつは私は先月、次のアルバムのタイトルが「点呼する惑星」だと知ったとき、妙な戸惑いを感じてしまった。ハッキリ言えば不安になったのだ。
今までの平沢さんのソロ曲といえば、これは私の場合だが、「Virtual Rabbit」までがアメリカと日本、「AURORA」は北欧、「SIM CITY」と「セイレーン」はタイかマレーシア、「救済の技法」は西欧、「賢者のプロペラ」はインド、「BLUE LIMBO」は中東、「白虎野」はベトナムと、世界の国々の壮大な風景が楽曲のイメージだった。

ところが今回は「惑星」ときたもんだ。オフィシャルサイトの解説にも「架空のSF映画のサントラを思わせる...」とある。SFテイストのヒラサワソロとはどういうものだろう?まさか解凍直後のP-MODELのような電子音飛びまくりの曲ばかりじゃあるまいな?
もちろん平沢さんのソロ曲は昔から電子音楽ではあるが、コンサートにオーケストラを配置するなど、ナチュラルさをイメージするサウンドがP-MODELとの差別化でもあったはず。
それがSFとなると・・・と、私は少し戸惑いを抱いたままCDを購入した。

ブックレットを開き歌詞を見ると、今回は「あー」とか「うー」が多い。だがカタカナの「キミ」を見つけてホッとする。「幼児」「パパ」「ママ」の文字も出てきてRUKA的には嬉しい。
さて、どんな音楽なのだろう?

1曲目。いきなりポリシンセのような電子音と単調な旋律。やはり今までのソロ曲の音ではない。「アチャ〜!」とまではいかないが「あら?」くらいは思った。
ところが1分を過ぎたあたりで、これぞヒラサワソロといった感じでググーーッ!と盛り上がり、いつのまにか壮大なヒラサワワールドの開幕だ!解説にあったとおり、架空のSF映画が今始まった!

2曲目で私の脳はこの物語を理解すべくフル回転。3曲目でメロディのたゆたいに身を委ね、脳内には精神安定物質のセロトニン。4曲目は一転、快楽物質のドーパミンがドパーッ!と出まくり、5曲目で自分もこの惑星の苦渋にどっぷりと浸かり、6曲目で天空高く舞い上がり、7曲目はとにかく音楽のカッコ良さに酔い、8曲目でこの物語の背景がなんとなくわかった気になり、9曲目でアイヤイ言いまくり(イイ曲だなぁ)、10曲目で涙が出てきた。(T.T)
最初の戸惑いなどどこ吹く風、ヒラサワ印の超大作映画は今回も大傑作だった。

以上、非常にわかりにくい曲紹介となってしまったが、1曲1曲をこういう曲だと解説してもおそらく伝わらないだろう。これは聴いて理解するほかない。
ヒラサワ曲は聴いて楽しみ、歌詞を見て意味を楽しみ、物語を理解してさらに楽しめる。未来永劫楽しめる。平沢さんがサイトで語っているとおり、「点呼する惑星」の物語はリスナーの数だけ有っていいのだ。

捨て曲無しのハズレ無し! 影響力において比類無し! 聴かぬ者には福は無し!!!
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by rukachas | 2009-02-21 15:12 | 音楽の話 | Comments(0)
歌いたくなる君が代
黄身日本の国歌「君が代」を生徒に強制的に歌わせる学校が増えてきた。生徒の中には当然歌いたくないと思う者もいる。
そんな人たちのために、歌詞を英語に変えたもうひとつの「君が代」があるそうだ。英語といっても英訳ではなく、発音がそのまま日本語の「君が代」に聴こえるという、つまり「君が代」の空耳版というわけだ。

「き~み~が~あ~よ~お~は~」の部分は「kiss me, girl, and your old one」、「ち~よ~に~い~や~ち~よ~に~」の部分は「a tip you need, it is years till you're near this」となっている。
作者は不詳だが、ネットで検索すればすぐに見つかるので、全文見たい人は検索してみよう。

英語の歌詞では、日本が過去に起こした戦争犯罪を戒める内容となっている。歌詞にこういった意味を持たせ、それでいて日本語で「君が代」を歌っているように聴こえるのだから、この空耳化は見事というほかない。

「君が代を歌いたくないのに歌わざるを得ない状況に置かれた人のための歌」ということらしい。ただ私はこれを知ったとき、なんとなく腑に落ちない気がした。
「君が代」を歌いたくない人たち、とくに学生たちは、歌詞が気に入らないから歌いたくないのだろうか?聴こえが英語なまりになれば、歌っても良いと思えるものなのだろうか?

これはあくまでも私の推測だが、歌いたくないと思っている人たちの本当の理由は、好きでもない歌を強制されるからではないだろうか。
たしかに政治的、歴史的背景を踏まえての拒否もあるだろうが、それ以上に、この曲そのものに「歌いたくなるほどの魅力がない」というのが最も大きな理由だろうと思う。

子供や若者に愛国心を持ってほしかったら、国歌を強制的に歌わせるのではなく、思わず歌いたくなるような国歌にするほうが効果的だ。
音楽の時間に生徒に歌を歌わせるのは、音楽の勉強という学校ならではの理由があるが、国旗に向かって「君が代」を歌わせることは生徒側になんのメリットもない。歌は、強制的に歌わせれば好きになる、というものではないのだから。

とくにメロディがイマイチだ。日本の国歌なのだから、様々なイベントでの演奏はそれなりに心を打たれる。だがもし「君が代」がこの世に存在していなかったとしたら、生まれて初めて「君が代」のメロディを聴いた人の中で「これはイイ曲だ」と思う人がはたしてどれほどいるだろう?
小学生のリコーダーの練習曲のようなメロディは、決して自然と歌いたくなるような曲ではない。

とはいえ、私は「君が代」の歌詞については結構気に入っている。様々な意図を含んだ謎解きのようでもあり、韻を踏んだ回文のようでもある。最後の1行が足りない中途半端な終わり方なのは良くないが、なかなか味のある歌詞だと思っている。
歌詞とメロディのどちらかを変えるのなら、私は歌詞はそのままでメロディを変えてみたい。

そこでどんな曲が合うのか考えてみたが、何度考えても同じ曲が頭に浮かぶ。それはイギリスのロックバンド「クイーン」の「I Was Born To Love You」という曲。これを「君が代」の歌詞で歌ってみよう。
歌詞が短いので途中で折り返す必要があるが、なかなか心が高揚する曲になりそうだ。「き~み~が~...」と音を長く延ばす歌い方にもピッタリだし、スポーツの試合前の国歌斉唱でも士気が高まりそうだ。

もちろんこれは私の理想論を語っただけで、これからも日本の国歌はあの歌詞とあのメロディの「君が代」であり続けるだろう。
だがせめてテンポを速くしたりリズムを付けるなど、アレンジくらいはしてほしいものだ。「NEW KIMIGAYO、オリコンチャート第1位!」となれば、強制などしなくても歌うようになるのだから。
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by rukachas | 2006-05-31 20:57 | 音楽の話 | Comments(2)
価値を感じるヒラサワCD
白虎野平沢 進さんのアルバム「白虎野」を買ってから、部屋ではMacとiTunesで、外ではiPodでと、平沢さんの歌声に浸りまくる毎日を送っている。

今回の「白虎野」は、それまでと比べて随分とメロディが優しくなったような気がする。人当たりが良いというか、解りやすくなったというか。とくにタイトル曲の「白虎野」は、清涼飲料水のCMに使われてもおかしくないくらいに爽やかだ。
ただ、アルバム全体を通してみると、音色的にソロ曲とP-MODEL曲との明確な違いが感じられにくくなってきたのは、まぁイヤではないが、若干寂しさを感じてしまう。個人的には「バンディリア旅行団」のような管弦楽っぽい響きをもっと増やしてほしい気もする。(たとえ電子楽器でも)

しかし、それにしても相変わらず凄いこの異文化感。言葉とメロディの絶妙な絡み合いは、まさにヒラサワ曲ならではのエクスタシー。聴いてみなければ分からない、いや解らない。

じゃすらっくところで、多くのCDに印刷されているお馴染みのこのマーク(右図)。このマークは、収録されている音楽の著作権がとある団体によって管理されていることを示している。
本来著作権は制作者にあるものだが、それを一括して管理しているのがこの団体だ。だからミュージシャンが自分で作詞作曲して自分で歌っている曲でも、それをライブで歌ったりCDに収録したり、ネットで配信するにはこの団体の許可が必要になってくる。自分が作った自分の曲なのに自分で自由にできないという、ミュージシャンにとってもまったくおかしな音楽業界。

ところが平沢さんの最近のCDにはこのマークが付いていない。つまり団体お仕着せの器ではない、正真正銘ヒラサワ印のCDというわけだ。この自由で価値あるCDに込められた唯一無二の音楽を、あなたも体験してみよう。
(*゜▽゜)ノ-=≡≡≡◎

(L.O.S.の「My Favorite」のコーナーでも平沢さんの音楽を紹介しています)
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by rukachas | 2006-02-14 22:10 | 音楽の話 | Comments(0)
ヒラサワ曲とセロトニン
c0039181_2117829.jpg今日、平沢 進さんの10枚目のソロアルバム「白虎野」を買った。平沢さんのCDはずっと買い続けているが、発売日に買ったのはこのアルバムが初めて。
さっそく聴いてみた。その瞬間ザワザワと鳥肌が立ち、手が震えた。「今回もスゲェ~ッ!!!」
現実のしがらみから解き放たれる独自の浮遊感は、ヒラサワ曲でしか味わえないことを再認識。このアルバムも何千回と聴くことになるだろう。さっそくCD-Rにコピーして、オリジナルは棚の奥へとしまい込んだ。

平沢さんの音楽を聴いていると、ふと「セロトニン」という言葉が浮かんだ。
セロトニンとは脳の神経伝達物質のひとつだが、快楽物質であるドーパミンや、不安・恐れなどを引き起こすノルアドレナリンの分泌をコントロールして、精神を安定させる作用があるらしい。セロトニンが不足すると、攻撃性が高まったりキレやすくなったり、鬱病になったりするそうだ。

もしかしたら平沢さんの音楽には、セロトニンの分泌を高める効果があるのではないだろうか?
私もそうだが、平沢さんの音楽をよく聴いている人には、キレたり鬱になったりする人が少ないような気がする。ヒラサワ曲と仏教の花である蓮(ハス)とは切っても切れない関係にあるのだから、当然といえば当然のような気もするが。

心が落ち着くと同時に適度な快楽をも感じ、しかも慈愛に満ちた感情に包み込まれる音楽となると、そうあるものではない。ストレスの多い現代人にとって、平沢さんの作る音楽が万人の常備薬となる日が、きっと来るに違いない。
さああなたもストレスを感じたら、人に怒りを感じたら、すぐにヒラサワ曲を聴こう。
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by rukachas | 2006-02-02 21:17 | 音楽の話 | Comments(0)