子供大好きRUKAの雑記帳
by RUKA
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写真フィルムのスキャン その2
c0039181_230279.jpgエプソンのフラットベッドスキャナ、GT-X830を購入しました。
原稿カバーの中にLED光源を内蔵し、写真フィルム等の透過原稿もスキャンできるタイプ。

大量の写真フィルムを画像データ化すべく、とりあえず1日に数時間ずつ2週間ほど使ってみたので、その間に気付いたこと、感想などを書いてみます。(35mmフィルムのスキャンについての話です)

まず、エプソンGT-X830本体の性能や品質は、実売価格が3万円以下であることを考えると非常に良いものだと思います。
スキャン時の作動音は静かですが、ヘッドが高速移動する時のキュイーンという音は人によっては耳障りかもしれません。

電源スイッチは軽く押すタイプで、向かって右側の奥にあるので置き場所によっては押しにくくなってしまうので注意。
幅は28cmとコンパクトでしたが、思ったよりもシッカリした作りでした。
原稿カバーを45度の位置で固定できるのも良いですね。

ただし付属のフィルムホルダーは驚くほど華奢(きゃしゃ)です。
スリーブだと2列(12コマ)マウントだと4コマずつしかセットできないので、私の場合はかなりの回数取り付けたり外したりを繰り返すわけですが、ホルダーが最後まで壊れないでいてくれるだろうかと心配になってしまいました。

さて肝心の画質ですが、以前使っていたミノルタのフィルムスキャナと遜色ないレベルでした。
CCDと光源が動き、しかもガラスを通してスキャンするのでフィルム専用のスキャナに比べて構造的に不利なのは否めませんが、今はフラットベッド型でも実用上十分な画質だとわかりました。
まぁ、あくまでも私にとっての実用上ですが。

c0039181_2384564.jpg

これはEPSON Scan(ドライバソフト)のプロフェッショナルモードでの調整項目。
上に並ぶボタンは左から「自動露出」「ヒストグラム調整」「濃度補正」「イメージ調整」「カラーパレット調整」で、自動露出ボタン以外はマニュアル調整できるパレットが開きます。

解像度がアップしたとかCCDのノイズが減ったなどのハード的な進化もさることながら、今回はソフト的な進化をとくに感じました。
ドライバ任せの色補正と自動露出で、大抵のコマは違和感を感じない程度に補正してくれます。
オートでのスキャンに関しては、ひと昔前のドライバよりも実用度がかなりアップしていますね。

補正なしで取り込んで後からPhotoshop等で調整するという方法もありますが、数が多いと気の遠くなるような作業になってしまうので、私の場合はとりあえずドライバの自動補正をONにしてスキャンしました。(デフォルトでONになっています)

ただしEPSON Scanの自動露出は、若干コントラストが強めになる傾向があるようです。
ヒストグラムで言うと、シャドウ部とハイライト部の端が多めにカットされている状態。
かといって1コマずついちいち手動調整してもいられないので、私は環境設定にある「自動露出レベル」を1段下げました。

c0039181_2384254.jpg

「自動露出レベル」のスライダーを推奨値から1段左に移動。
これで少しは自然な感じになりました。

EPSON Scanは「粒状低減」「退色復元」「逆光補正」「ホコリ除去」が自動でおこなえますが、フィルムの劣化が進んでいる場合は自動では補正しきれません。
とくに退色復元は「復元」とは言っても、場合によっては余計に不自然な色合いになってしまうこともあります。(若干露出オーバー&青味がかる傾向があります)
とはいえ、見るに堪えないほど変色した写真もチェックを入れるだけでそこそこ見れるようになるのはかなり便利ですね。

もうひとつ特筆すべきは「Digital ICE」と呼ばれるホコリ除去機能。
EPSON Scanのホコリ除去機能には2種類あります。ソフト的な検知による通常のホコリ除去と、ハード的な検知によるDigital ICE。
安価なスキャナは通常のホコリ除去しかおこなえませんが、GT-X830は上位機種と同じくDigital ICEが使えます。
Digital ICEは米国Eastman Kodak Companyの商標で、つまりコダック社が開発した技術なんでしょうが、とにかくゴミやキズのあるフィルムには欠かすことのできない機能です。

通常のホコリ除去は画像上のホコリと思われる箇所を判別して修正するので、たとえばホコリのようなものが撮影されている場合でもそれを消してしまいます。
Digital Iceは赤外線を使ってフィルムに付着しているホコリやゴミを検知し、その箇所のみを修正するので、フィルムの映像にはほとんど影響がありません。

ただしDigital ICEを使うにはそれなりの覚悟も必要です。ONにするとスキャン時間がものすごく遅くなるからです。
汚れが少ないフィルムであればOFFにしたほうが効率的ですが、汚れが多い場合はその後のレタッチの手間を考えるとONにしたほうが良いかもしれません。そのへんはケースバイケースでしょう。

今回のネガフィルムのスキャン、このスキャナの性能や機能とは別に、ネガフィルムであるがゆえに苦戦したのも確かです。
劣化したフィルムが多かったのが原因ですが、主に3つの苦戦がありました。

「カビによる腐食」
「経年変化による退色もしくは変色」
「フィルム自体のカール(反り)」

これについての話はまた次回。( ^ ^ )/□
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by rukachas | 2016-08-25 15:27 | 電気製品の話 | Comments(0)
写真フィルムのスキャン その1
c0039181_1515124.jpgレコードからCDへの買い替え、これはもう30年前にやった。
大量のカセットテープの音をパソコンで音声データ化、これは20年前にやった。
大量のビデオテープの映像(家族の記録)をパソコンでDVD化、これは15年前にやった。
大量の古い写真プリントをスキャナで画像データ化、これは10年前にやった。

アナログメディアをデジタルメディアに変換するなら、劣化が進まないうちにやっておいたほうがほうが良いのは当たり前。
しかし私にはいつかやろうやろうと思いながら、ずっと放ったらかしになっていた作業がありました。
それは、所有している大量の写真フィルムのスキャン。
プリントではなく、35mmフィルムからの画像データ化。

サイト立ち上げ当初からフィルムスキャナは持っていましたが、ひとコマずつしか取り込めない機種だったので、気に入った写真をたまにスキャンする程度でした。
しかしそれから15年以上が経ち、フィルムの劣化はさらに進んでいるはず。

ということで1ヶ月ほど前、「所有するすべての写真フィルムを画像データにしよう!」と思い立ったわけです。
思い立ったというより、ようやく重い腰を上げて立ったって感じですね。

作業を始めるにあたって、まず最初におこなったのはプリントの破棄。
フィルムからパソコンに取り込んでしまえばプリントはもう見なくなるわけだし、そのプリントもすっかり色褪せているので、いっそのこと捨ててしまおうと・・・。

c0039181_15431043.jpgしかし個人が写っている写真をそのまま捨てるわけにはいきません。
Amazonで簡易型のシュレッダーを購入しました。
「ナカバヤシ パーソナルシュレッダー NSE-T05」という製品で、値段は約2,500円でした。

個人向けの安価な製品なので正直期待していなかったんですが、なかなかパワフルで、数千枚の写真プリントをみごとに細かく粉砕してくれました。(すべて粉砕するのに1週間以上かかりましたが...)

ちなみにそれらの写真プリント、多かれ少なかれどれも色褪せ&変色していました。
しかも面白いのは(面白くはないか...)当時、100年間は色褪せしないと宣伝していたプリントがありましたが、それもシッカリ色褪せしていたこと。
温度や湿度や密閉度を気にかけない一般家庭での保存であれば、100年プリントはせいぜい20年プリントだってことですね。

ただしプロラボに依頼したプリントはどれも、スピード処理の店に出したものよりも劣化が少なかったのはたしかです。
当時私が依頼していたプロラボはL版が1枚40〜50円だったと記憶しています。
しかし金欠の私が最もよく利用していたのは1枚10円のスピード仕上げの店でした。
ネガの確認の為にプリントしていたので安いほうで十分でしたが、数十年経つとやはり安物らしさがハッキリと出ますね。見るに堪えないほど色が変わってしまっています。
とはいえ、最終的にシュレッダーで粉砕して捨ててるんだから、それで良かったとも言えますが。(^^;)

さて問題はこのあとのフィルムスキャンですが、以前このブログにも書いたとおり、昔使っていたミノルタのフィルムスキャナはSCSI接続なので現在のPCでは使えません。
かと言って2年前に買ったケンコーの安価なフィルムスキャナでは、ブログに掲載する程度になら使えても、一生ものの保存となると画質も使い勝手もとても実用にはなりません。

ということで、フィルムスキャナを新たに購入することにしました。
画質を重視するなら私が昔使っていたミノルタのQuick ScanやニコンのCool Scanのような、フィルム専用のスキャナがベストでしょう。
しかしこの手のスキャナが今どんどんと姿を消していっている状況で、しかも買うとなればそれなりに高い!
すべてのフィルムをスキャンし終われば用済みになるフィルムスキャナにそんなに高いお金は出せません。

今はフラットベッド型も実用的な性能だと聞くし、今後の用途も考えてフラットベッド型にしました。
Amazonで「エプソン A4フラットベッドスキャナー GT-X830」という製品を購入。値段は約28,000円ナリ。

同じ価格帯のキヤノンの製品とどちらを買うかで迷ったんですが、ネットのレビュー等を参考にしてエプソンに決めました。
本当は上位機種のGT-X980ほうが性能も機能もグンと上なんですが、価格が2倍近いので却下。私の用途にはX830で十分でしょう。

さて、フィルムスキャンを開始してから約2週間が経ちました。
GT-X830とドライバ(EPSON Scan)についてのレビューは、また次回。
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by rukachas | 2016-08-17 00:15 | 電気製品の話 | Comments(0)