子供大好きRUKAの雑記帳
by RUKA
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スマートスピーカーに物申す
c0039181_20223586.jpg
Amazonのスマートスピーカー「Amazon Echo」が日本でも発売されることとなった。

いきなり250種以上のスキルを発表するなど、さすがこの分野の先駆者とも言えるサービスの厚みを感じたが、実際にはどのメーカーも便利さにそう大きな違いはないと思う。
テレビでYouTubeを見るなら「Google Home」、Amazonを利用することが多いなら「Amazon Echo」、LINEをするなら「Clova WAVE」を選べば良いし、これらを声で操作しようとは思わないなら、そもそもスマートスピーカーは必要ないということ。

うちでもGoogle Homeを居間に置いて2週間、Google Home Miniを私の部屋に置いて1週間が過ぎたが、この製品に対する評価は人によって違うようだ。

私はこの2週間、Google Homeを使って便利だと感じたのは、なんと言っても「ちょっとした調べ物」
ブログを書いていてふと「なんだっけ?」と思ったとき、たとえば「エルミタージュ美術館てどこにある?」と訊けばロシアのサンクトペテルブルクにあることを教えてくれる。
ひと言訊いてひと言返ってくれば良い、その程度の疑問であれば、わざわざブラウザで検索するよりは手間が掛からない。
もちろん現時点では「すみません、お役に立てそうにありません」という返事が返ってくることのほうが多いのだが。

オフクロはとくにタイマー機能が気に入ったようだ。
タイマーとかセットとか言わなくても「◯分経ったら教えてね」と言っただけでアラームをセットしてくれるので、料理の時に重宝しているようだ。
冷蔵庫に貼り付けていたキッチンタイマーを一度も使わなかったオフクロが、今になってGoogle Homeのタイマーを多用しているのを見ると、キッチン周りのほうが音声操作の恩恵を受けやすいのかもしれない。

さて親父はというと、これはまったくダメ。まったく使おうとしない。
「OKグーグル」と言わなくても指を上に1秒間乗せればONになるよ、と教えたのだがそれでも使いたがらない。

KDDIの調査では「日本人の7割が人前での音声検索を恥ずかしいと感じている」という結果が出たそうだ。
じゃあ親父の気持ちもこれなのかな?というと、じつはそうではない。

親父はうちでは一番のお喋りで、常に何かを喋っているか鼻歌を歌っているかのどちらか。
決して発声を恥ずかしがっているわけではないのだ。

しかも親父は人形に向かってはやたらと話しかけている。
うちにはシニア向けのおしゃべり人形「おしゃべりまーくん」と「おしゃべりみーちゃん」がいるのだが、この人形が「じいちゃん元気?」と言おうものなら「うん元気だよ〜♪」と猫なで声で喋り出し、この人形が「コホンコホン風邪ひいたかも」と言えば「風邪ひいちゃったのか〜そりゃ大変だぁ〜!」とひとりで一喜一憂している。

私やオフクロの前でもこの人形にはペラペラと喋っている親父が、なぜGoogle Homeに対しては無口になるのか?
やはりスマートスピーカーはあくまでも機械であり、シニアの場合はそこに会話というコミュニケーションを見出すことができないのかもしれない。

それともうひとつ、現在のスマートスピーカーはどれも利用者側からのスタートで、こちらが声をかけた時にだけ反応するようになっている。
プッシュ機能もあるらしいが、それはあくまでもスケジュールなどを教えてくれる、いわゆるお知らせ機能に過ぎない。
そうではなく、おしゃべり人形のように独り言を数時間に1回くらいは言ってほしいということ。

「おしゃべりまーくん」と「おしゃべりみーちゃん」はランダムなタイミングでこちらに話しかけてきてくれる。
もちろんプリセットされた音声だが、親父もオフクロもかならず返事をしているし、それによって雰囲気も和む。
そう、つまりこの人形とスマートスピーカーでは呼びかける側が逆なのだ。

今のところスマートスピーカーはこちらが呼びかけないと反応しないが、逆にスマートスピーカーからこちらに呼びかけるようになれば、さらに家庭に溶け込める、人間味のある端末となるのではないだろうか。

家庭の中での言葉のやり取りを考えれば、なにも情報端末という枠にこだわる必要はないわけで、AIとはいってもたまに間違ったり、独り言を言ったり、誰もいない部屋で歌を歌うくらいの茶目っ気はあってもよい。
そういう人間臭さの演出に関してはGoogleと言えどAmazonと言えど、玩具メーカーや介護用品メーカーに習うべきところはあると思う。

まぁ、今後どう進化するかはまったくわからないが。
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最後に、私が現在のスマートスピーカーに足りないと思ったこと、つまり今後に期待することは次のとおり。

☆シニア向けに人形タイプも出してほしい。

外見が芳香剤や茶筒のようでは味気ない。
「おしゃべりまーくん」のような柔らかい人形タイプならお年寄りも抵抗なく使えるかもしれない。
もちろんその場合は本物の幼児らしい声であることが大切で(アニメ声ではダメ)、バッテリーも内蔵しなくてはならないが。


☆たまにはスピーカー側から話しかけてほしい。

ユーザー主導型だとただの家電になってしまうので、突然質問をしてきたり、全く関係のない独り言を言ったり、「今日は良い天気なのでお部屋の窓を開けましょう」などの提案をしてくるなど、自分から喋りだす機能があっても良い。
これが有ると無いとでは家庭への溶け込み具合がまるで違う。


☆ウェイクワードを自由に設定できるようにしてほしい。

「OKグーグル」や「アレクサ」ではなく、自分で好きな名前を付けられればさらに愛着も湧く。
でもこれは無理かもしれない。
メーカーは確実に認識できる名前を採用したわけだし、それを連呼させることが製品の宣伝にもなっているわけで、ウェイクワードの自由な変更は今後もあり得ないだろう。


☆テレビの音声に惑わされないでほしい。

テレビがついていると言葉が混ざるせいか、きちんと認識しなくなる。
音楽の場合はまだマシだが、ニュース番組のときはそのたびにテレビの音量を下げないと使い物にならない。
ニュースの時ほど知りたいことが出てくるのに、これはちょっと不便。


☆端末から端末への呼び出し機能がほしい。

もちろん同一ネットワーク内に限ってだが、例えばキッチンのスピーカーに「○○を呼んで!」と言うと、呼ばれた部屋のスピーカーが「キッチンから呼び出しです」などと知らせてくれる機能。
「○○にXXXXと伝えて!」で、○○の部屋のスピーカーがXXXXの部分を喋ってくれればさらに便利。

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by rukachas | 2017-11-15 23:22 | 電気製品の話 | Comments(0)
Google Home は誰のため?
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この1ヶ月間、日本のあちらこちらの家庭である呪文が飛び交っていた。
その呪文とは「OKグーグル!」

先月10月6日、日本でもようやく音声アシスタントスピーカー「Google Home」が発売された。
スマートスピーカーやAIスピーカーなどと呼ばれている情報端末。

こちらが話す質問に答えてくれて、音楽を流してくれて、ラジオを聞かせてくれて、さらにテレビを点けてYouTubeの動画を・・・とこれは対応する機器が必要だが、まぁ今後ブレイクしそうな気配がありそうな...予感がしそうな...商品ではありそう。(まだまだ微妙)

とは言いながらも、私も先月末にこのGoogle Homeを1台買ってみた。
音声操作でテレビにYouTubeを映すためにChromecastも購入。
どちらも我が家の居間(和室)に置いて家族で使うためだ。
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開封の儀、設定方法、実際に操作したときの様子などは数多くのブロガーが書いているし、ネットで検索すれば動画も見つかる。
製品情報を求めている方にはそちらを見ていただくとして、当ブログではただ淡々と出来事を書いていきたいと思う。


【買った理由】

私はなぜGoogle Homeを買って居間に置いたのか・・・
それはパソコンもタブレットもスマホも使えない(使おうともしない)親父のため。
そしてそんな親父のサポートに忙しそうなオフクロのため。

そもそも私自身は居間にいることはほとんどなく、いつも居間にいるのは親父とオフクロ。

親父はテレビを見ているとやたらと質問厨になり、そばにいるオフクロにことあるごとに質問しまくる。
「このタレントは今いくつだ?」「この俳優はどこ出身だ?」「東京オリンピックいつからだ?」

オフクロはiPadを手に持ってネット検索してみるも、なにしろお婆ちゃん、そんなに早くは調べられない。
すると親父はこう言う。
「なんだ、インターネットってのはなんでもわかるんじゃねぇのか? だったらいらねぇだろそんなもの!」

そう、親父はPCやスマホ、インターネットに拒否反応を示す人なのだ。
私は「だったら自分で調べりゃイイだろ!」と思って、Google Homeを居間に置くことにしたってわけ。

居間のテレビにChromecastを接続し、Google HomeとChromecastの設定を終えて準備完了。
話しかけるだけでそれに答えてくれるスマートスピーカー、Google Homeの賢さに機械音痴のオフクロも感心していた。

現在日本で買えるスマートスピーカーはLINEの「Clova Wave」とGoogleの「Google Home」の2つのみだが、もう少し経つとAmazonの「Amazon Echo」やAppleの「Home Pod」が発売され、日本でも本格的にスマートスピーカー競争が始まる。

Amazonプライムの会員である私にはAmazon Echoのほうができることが多いような気もするが、そもそも私はAmazonでの買い物を音声でおこなうつもりはないし、そうなると使い道としては単純に会話や質問ということになる。

現時点で日本語の音声認識に最も優れているのがGoogleアシスタントらしいので、私はGoogle Homeを選んだ。


【使わない人は使わないもんだ】

数日経つとオフクロも話しかけることに慣れてきたようで、質問を投げかけたりテレビでYouTubeを見たりとそこそこ活用。
ところが親父ときたら、質問はすれどもそれはGoogle Homeにではなく相変わらずオフクロに対して。

親父が「黒柳徹子っていくつなんだ?」と、すぐ隣にいるオフクロに訊く。
オフクロが「Googleに訊いてみたら?」と親父に言う。
親父は「オレはやらない、オマエがやれ」と言う。
オフクロがGoogle Homeに「ねぇグーグル、黒柳徹子さんて今何歳?」と訊く。
Google Homeが「黒柳徹子さんは84歳です」と答える。
その言葉を親父も聞いているのに、オフクロが親父に「84歳だって」と言う。
親父が「そうか84か」と納得する。

・・・と、こんな伝言ゲームのようなやり取りになっている。

文字打ちができない親父でも検索できるようにと買ったのに、オフクロに質問しているその言葉の前に「OKグーグル」と付ければ良いだけなのに、結局オフクロへの質問ぜめは変わっていないという有様。

まぁ、オフクロがいちいちiPadを手に取らなくてもよくなったということと、たとえGoogle Homeがちゃんと答えられなくても親父が腹を立てたりしないところは良かったと言うべきか。

だが今のところ、賢いはずのGoogleアシスタントも「すみません、お役に立てそうにありません」という言葉を返すことは多い。
それは単純にデータに無いということだけではなく、使う人間の言い方にもよる。

お年寄りは言葉をスラスラとは言えず、途中で間が空いたり文法がバラバラになったりもする。
そうなると比較的理解が柔軟だと言われるGoogleアシスタントでも「すみません」「わかりません」になってしまう。

このあいだ台風が上陸していた時に、親父は「こいつに台風は頭の上かどうか訊いてみろ!」と言っていた。
親父は台風が今どのあたりを通過しているかを知りたかったらしいが、これじゃあデータ的にも日本語的にも答えられるわけがない。
いくらAIとは言っても、年寄りとツーカーの仲になるにはあと10年はかかるかもしれない。


【結局スマートスピーカーは誰にとって便利なのか?】

各社ともテレビCMや動画で大々的に宣伝しているが、どの映像にも共通しているのはリビングやキッチンでまさに家族のアシスタントとして働くスマートスピーカーの姿。
「○○は何?」と言えば教えてくれて「○○をして!」と言えばそれをしてくれる商品はとても便利に思える。

しかし実際にはまだまだ発展途上。
人間が喋り方などを配慮してやる必要があるし、できることも限られている。
とくに検索に関しては文字入力したほうが早い場合もあるし、ブラウザで検索したほうが得られる情報も多い。
しかも音声検索は、結果を音声で読み上げられてもわかりにくいという問題もある。

結局のところスマートスピーカーというものは、文字入力ができない人や、家電のリモコン操作を面倒と感じている人にこそ便利なガジェットなんじゃあないだろうか。
以前、AmazonダッシュボタンはAmazonで注文できない人にこそ便利という話をしたが、それと同じようなもの。

私自身は・・・
訊いたことに答えてくれる → ブラウザで検索すりゃイイじゃん!
今日の天気を教えてくれる → 天気予報のサイト見りゃイイじゃん!
ウィキペディアを読み上げてくれる → 自分で読んだほうが理解できるじゃん!
ラジオをかけてくれる → PCかスマホでradiko使えばイイじゃん!
音楽をかけてくれる → 聴きたい曲はいつもPCで聴いてるからいらんわ。
音声で対応機器の操作ができる → リモコン手にとって操作すりゃイイじゃん!
声でタイマーをセットできる → すでにタイマーあるし・・・

・・・とこんな感じなので、正直自分の部屋にはいらないなと思っていた。

ところがひとつだけ「あれば便利かも」と思える部分があった。
ブログを書いているときに、ついド忘れしてしまったことや、ほんのちょっとだけを知りたいと思うことがある。
たとえば「画家のレンブラントって何年生まれだっけ?」など。

そんなとき今まではブログ書きを一旦中断して、ブラウザでGoogle検索をして、表示された結果から該当する箇所を見て、わかったらまたブログ書きに戻って・・・としなければならなかったが、Google Homeならブログ書きを中断せずに知りたいことだけを知ることができる。

なるほど、今やっていることを中断せずに済むのは便利だなと、ここだけは利点を感じてしまった。
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ということで、私の部屋にもひとつ欲しいなと、本日Google Home Miniを購入。
私の場合は必要最小限の機能さえあれば良いので約6,000円のMiniにした。

「こんにちわ」と挨拶すると「こんにちは、RUKAさん」と言ってくれた。
ちょっと嬉しい。(^ω^)
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by rukachas | 2017-11-06 23:40 | 電気製品の話 | Comments(0)
冷蔵庫の買い替え
c0039181_15413120.jpgうちの台所の冷蔵庫が壊れてしまった。
三洋電機の2003年製の4ドア冷蔵庫で、容量は約350L。

先週の夜、食パンでも食べようかと冷蔵庫からバターを取り出してみると、なんだか妙に柔らかい。
なんと冷蔵庫が作動しておらず、庫内が常温になっているではないか!

2003年に購入して今年14年目に突入した古い冷蔵庫。
だからこそ急な故障も想定しておくべきだったが、常に作動させている家電なので、ここ数年間寿命をあまり意識していなかったのは確か。

だが急に壊れてしまうとこれほど困るものはない。
慌てて中の物を取り出すと、冷凍していた物はすでに溶けて水が滴っていた。
この冷蔵庫は過去に一度修理しているのだが、冷蔵庫の平均寿命は大体10年前後らしい。
すぐに新しい冷蔵庫を購入することにした。

夜中だったがこんなときネットショップは便利だ。
良さそうな冷蔵庫をあれこれ品定めして、購入するものを決め、注文して代金を支払い、あとは配達を待つのみ。
と言っても今回は壊れた冷蔵庫を処分しなければならないので、配達と同時に古いのを引き取ってくれるショップから探した。(もちろんリサイクル費用はかかる)

店からの出荷は翌日だったが、同時にリサイクル業者による回収もおこなうので、配達は3日後になるという。
うちには幸い小さな冷凍庫があり、私の部屋にも小さな冷蔵庫を置いているので、必要最小限のものをそちらに移して3日間やり過ごすことにした。
真夏でなくて良かった。(´・ω・`)

ところがこの古い冷蔵庫、少し置いてから電源を入れたらなんと正常に動作して、つまり直ってしまった。
家電には往々にしてこういうことがある。
壊れたからといざ捨てようとすると、まるで「ボクはまだ大丈夫だよ!頑張るよ!」と言っているかのように復活することがある。

しかし老朽化しているのは確かだし、もう手続きも完了してしまったので、涙を飲んで処分することにした。
3日後、ショップと提携しているリサイクル業者がやって来て、新しい冷蔵庫の配達と設置、そして古い冷蔵庫の回収をしていった。
前の冷蔵庫よ、今までありがとう!(T . T)

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今回購入したのは三菱の3ドアで、容量は335L。
庫内の容量は以前よりも小さいが、棚の位置や形のせいだろうか、何故かこっちのほうが広く感じる。

唯一ちょっと違和感を感じたのは、前の冷蔵庫は一番下が野菜室だったが、今回のは一番下が冷凍室になっていること。
まぁこれはすぐに慣れるだろう。
初めて自動製氷機能付きのを買ってみたが、これはこれからの季節にはかなり便利かもしれない。

さて、今度の冷蔵庫はいったい何年もってくれるやら。
生活家電は人と生活を共にしている分、その人の人生にも影響を与えている。
先代の14年という記録は破れないと思うが、末長く互いに労わり合いながら暮らしていこうと思う。
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by rukachas | 2017-05-22 23:00 | 電気製品の話 | Comments(0)
Amazon ダッシュボタン
c0039181_19214278.jpg前回の記事で、昨年12月5日から日本のAmazonでもサービスが始まった「Amazon Dash Button」について書いてみましたが、今回もそのダッシュボタンの話。
ただしボタンの購入方法やWi-Fiの設定等については他の方のブログに詳しく書かれていますので、ここでは省略します。

日本のAmazonでこのサービスが始まったことに関しては、IoT(Internet of Things)と絡めて概ね評価している方が多いようです。
しかし実際にボタンを購入して(ボタンの価格は1回目の注文の代金から差し引かれるので実質0円)使ってみた方の感想となると、ここで評価が二分しています。
「これはいいね」とその後も使い続ける人と、「あまり良いものではなかった」と見切りをつける人。

ダッシュボタンのメリットはなんといってもボタンひと押しで注文が完結することです。
PCやスマホでAmazonのサイトを開く必要もなく、買うものが決まっているのならもっともシンプルな注文方法ですね。

反対にデメリットは配達日時が指定できないこと。
発送後にヤマト運輸のサイトから配達日時を変更できますが、それじゃダッシュボタンの意味がなくなっちゃいます。
私の家は常に誰かしら在宅なので、いつ配達されても困ることはありませんが、ひとり暮らしや共働きの家庭では重要なことかもしれませんね。

さて、ダッシュボタンについて検索してあれこれブログを読んでみて、ひとつ気付いたことがありました。
どのブログの記事も、ダッシュボタンの購入者と利用者が同じ人なんです。
つまり「使わせてみた」ではなく「使ってみた」ばかり。
私のように「Amazonを使っていない人のために設置した」という記事があまり見受けられないんですよ。

ダッシュボタンを購入した人は普段Amazonをよく利用している人でしょうし、少なくとも年会費を払っているプライム会員です。(ダッシュボタンはプライム会員限定のサービス)
そのような人にこのボタンが必要になるとは思えませんし、かえって融通の利かなさが不快に感じるかもしれません。
だからこそ各ブログでも「微妙」「もう使わない」「いらない」という言葉が踊るわけです。

しかしボタンを押すのが同じ家に住んでいるAmazon非利用者である場合はどうでしょう?
その人の生活にとって利便性が少しは向上するはず。
年老いた親であれ小さな子供であれ、それが必要になった時に自分で行動をおこせるわけですから。
もちろん必要もないのにポンポン押されては困りますが、理解して使うのであれば問題ないでしょう。

ただ私も現時点で不満がまったく無いわけではなく、早いとこ改善してほしいのは「品揃え」ですね。
スタートから2ヶ月以上経った現在でも相変わらずの42種類。
せめて100種類くらいにまでレパートリーが増えればさらに良さが実感できるんですが、なかなか増えないところを見ると、Amazonの取り分が多過ぎるのかな?

それとボタンの裏側の粘着剤があまりに弱すぎます。
プラやタイル等には張り付きますが、ちょっとザラついた壁紙だとすぐに剥がれ落ちてしまいます。
吊り下げるためのフックが付属しますが、ボタン自体に厚みがあるので通常のピンでは固定しづらく、またこのフックが外れやすい。

改善してほしい点はそれくらいですね。
逆にいえばそれ以外はとくに不満点もなく、うちではオフクロたちの便利ボタンとして重宝しています。
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by rukachas | 2017-02-11 22:24 | Net&Webの話 | Comments(0)
Amazon プライム会員
c0039181_15571494.jpgAmazonをよく利用している私にとってはプライム会員になっておいたほうが何かと得だろう・・・ということでプライム会員の手続きをしたのが先月半ば。
最初の30日間は年会費が発生しない無料体験期間でしたが、そのあいだもAmazonプライムの特典をいろいろと使いまくりました。


【プライム・ビデオ】

とくに重宝したのがプライム・ビデオの無料視聴。
PCでも見れますが、4,980円のAmazon Fire TV Stickを早々に購入して居間のテレビに接続したので、好きな時に大画面で映画を楽しめるようになりました。
と言っても私はあまり見ていないんですが、オフクロは空いた時間に日本の映画とテレビドラマを楽しんでいるようです。

ところで私の家のネット回線は未だにADSL。そう、電話回線を利用したあのADSL。
回線速度は平均5Mbpsほどですが、通常のウェブ閲覧にはまったく問題がないので今まで特に不満なく使ってきました。
はたしてADSLでプライム・ビデオのフルHD映像がスムースに見られるのだろうか?・・・と思いましたが、結果的にはほぼ問題なしでした。

Amazon Fire TV と Fire TV Stick は待ち時間なしですぐに映像が始まることをウリにしているので、低速回線の場合は最初に低画質データを流しておき、そのあいだフルHDのデータがキャッシュされて、ある程度キャッシュが溜まったらフルHDに切り替えるという方法をとっているんですね。

うちの5Mbpsの回線だと最初の30〜60秒くらいは低解像度のぼやけた画面が続きますが、そのあとはクッキリしたフルHDの画面になり、あとは綺麗な映像を最後まで途切れることなく見ることができました。
ADSLでも4〜5Mbpsの速度が出ていればプライム・ビデオは問題なく楽しめると思います。
ただし同じ家庭で同時に複数の動画を見る場合は、光回線じゃないと苦しいでしょうね。


【Amazonパントリー】

日用品を通常価格よりも安く買えるAmazonパントリー。
パントリーとは食品貯蔵庫という意味で、食品などをまとめ買いするのに特化したサービスです。
52cm × 28cm × 36cmのボックス容量、または12kgまでの商品を手数料290円で届けてくれます。

品揃えは食品や日用品に限られますが、通常価格よりもだいぶ安い価格で購入できるので、手数料が290円かかりますがまとめ買いならこちらのほうが得です。
対象商品を数点買うと手数料が無料になるというキャンペーンもあるので、銘柄にこだわらない方ならさらにお得かもしれません。

ただし物によっては近所のスーパーのほうが安いこともあるので、気になる方はチラシを見て値段を比べてから買うものを決めたほうが良いでしょう。
私は無料体験期間中にパントリーを2回利用したのですが、いずれも過去に近所のスーパーで受け取ったレシートを見ながら買うものを決めました。

都内だと翌日届くこともあるそうですが、うちの場合は翌々日の配達でした。
それでもわざわざスーパーに出向くことなく食品や日用品がほぼ同じ価格で購入できるというのは、自分の時間を大切にする人には便利なサービスだと思います。


【Amazon Dash Button】

家の壁に貼り付けたボタンを押すだけでお目当の商品が翌日に届く、アマゾンダッシュボタン。
じつは私がプライム会員になることを決めた切っ掛けはこのボタンの登場でした。(米国では2015年3月31日から、日本では2016年12月5日からサービスが開始されました)

やっていることは至極単純で、通常はPCやスマホの画面でおこなう、商品選び→カートに入れる→届け先住所の選択→支払い方法と配送方法の選択→最終確認・・・という流れを省略してボタンひと押しで注文手続きを済ませてしまうというもの。
Amazonに元々あるワンクリック注文のボタン版というわけですね。

おそらくひとり暮らしの若者や、普段PCやスマホでチャッチャと注文できている人は、このボタンにはあまり魅力を感じないでしょう。
このボタンが本領を発揮するのは、お決まりの日用品を定期的に買うのは(ネットでの注文であっても)面倒くさいと感じている人か、あるいはその商品を必要になる人がAmazon非利用者である場合。

私の場合は完全に後者の理由でした。
うちはネットでの買い物はすべて私の役目で、今までは必要な物があればオフクロが私に頼み、私がネット注文するという方法をとってきました。
しかしいちいち私に言うことなくオフクロの指先ひとつで事が完了するならこれは便利。

つまりこのダッシュボタンは、Amazonを使っていない家族にもAmazon注文権を与えるガジェットというわけです。
もちろん会員である者(支払いをおこなう者)が理解して設置するからこそ成り立つのですが。

ただし注意も必要。
ダッシュボタンでの注文はAmazonでの通常価格です。Amazonパントリーのようにいくらか安くなっているわけではありません。
もっともダッシュボタンの良さは「安さ」ではなく「便利さ」ですから、ボタンひとつで翌日届くという利便性を重んじる方には良いのではないでしょうか。

ヤマト運輸のニーチャンをさらにダッシュさせてしまうという心苦しさも、あるにはあるんですが・・・。(´・ω・`)
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by rukachas | 2017-01-16 22:17 | Net&Webの話 | Comments(0)
VISAデビットカード と Amazonプライム
c0039181_13191229.jpg【VISAデビットカード】

私はクレジットカードを一度も作ったことがありません。
べつに作れないわけじゃあなく、単純に今まで必要性を感じていなかったから。
勤続年数も長いし借金もしたことがなく、今まで支払いを滞納したこともないのでクレカの審査くらいは通るでしょう。

しかし私は今後もクレジットカードを持つつもりはありません。
何故なら私は「人からお金を借りる」という行為が嫌いだから。

クレジットカードは買い物をするとまずクレジット会社がその代金を立て替え、その後しばらくしてこちらの銀行口座から引き落とします。
つまり一時的にとはいえ、クレジット会社からお金を借りている(借金している)状態となるわけです。
それが嫌なので、私はクレジットカードはいらない派。

数ヶ月前、私が使用している銀行のキャッシュカードがかなり古いので、新しいカードに新調しようと手続きをしました。
するとVISAデビットカードと一体になったキャッシュカードにもできるとのこと。
「VISAデビットカード」とは、ひとことで言えばVISA加盟店で支払いに使えるキャッシュカードのこと。
利用すると代金が自分の口座から即時引き落とされるので、自分の財布から払っているのと同じ感覚で使えます。

じゃあそれにしようということで手続きをすると、その後10日ほど経って銀行からカードが郵送されてきました。
私の場合はあまり店舗で使うことはないでしょうが、振込と違って手数料がかからないのでネットショッピングでは重宝しそうです。

とくに私はここ10年ほど、Amazonや楽天などの通販をよく利用してきました。
最初は振込や代引きでしたが、今は銀行のオンラインサービスを利用してネットで支払いを済ませています。
AmazonのPay-easy(ペイジー)は手数料なしですが、他のショップだと銀行振込の際に手数料がかかるので、VISAが使える店ならこのカードで決済したほうが得ですね。


【Amazonプライム】

c0039181_1324227.jpgさてAmazonといえば、最近テレビCMでもよく目にする「Amazonプライム」が気になります。
3,900円(税込)の年会費がかかりますが、プライム会員になると様々な特典が得られるというもの。

● お急ぎ便と当日お急ぎ便と日時指定が無料
● プライム・ビデオの動画が無料で見放題
● Prime Musicの音楽が無料で聴き放題
● タイムセールを30分早く利用できる
● Amazonパントリーで食品や日用品を低価格で買える
● 写真を好きなだけ保存可能なプライム・フォト
● Kindle本を毎月1冊無料で読める
● ママ・パパ向け特典でおむつとおしりふきが15%OFF
等々・・・

お急ぎ便が無料なのと、日用品を安く買えるパントリーと、無料で多くの映画を見れるプライムビデオはやはり魅力ですね。
でもそれ以外は微妙かなぁ。
Kindleは持っていないし、クラウドに保存したい写真もないし、音楽も聴くのはほぼ決まっているし、パパじゃあないし。

しかし現在月に2,3回はAmazonで買い物している私としては、プライム会員になったほうが得な気がします。
ということでひと月ほど前、Amazonのサイトでプライム会員になる手続きをしてみました。
プライム会員には最初の30日間だけ無料体験期間があります。
そのあいだは無料で利用できますが、30日を過ぎて継続利用する場合は年会費の支払いが必要です。


【プライム会員になるにはクレジットカードが必要?】

どうやらプライム会員になるにはクレジットカードが必要・・・ということになっているようです。
プライム会員の規約には『Amazonプライムの年会費支払いはクレジットカードまたはau WALLETプリペイドカードのみで承っております。』と書かれています。(学生向けのPrime Studentの年会費支払いにはVISAデビットカードも使えるらしい)

しかし私は学生ではないし、持っているのはVISAデビットカードのみ。
このカードで手続きが通るのかやってみたら、なんとすんなりと通りました。
クレジットカード番号の欄にVISAデビットカードの番号と有効期限を入力することで、プレミア会員の手続きが完了しました。


【そして30日間の無料体験が終わり...】

不安だったのは、30日間の無料体験が終わり最初の年会費3,900円を引き落とされる段階になって「クレジットカードじゃなきゃダメ!」となったら困るなってことでした。
しかしそれはまったく心配無用でした。ちゃんと私の銀行口座から年会費3,900円が引き落とされていました。
こうして私は晴れてAmazonプライムの正規会員となったわけです。

次回は実際に利用したAmazonプライムのサービスについて書いてみます。
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by rukachas | 2017-01-14 22:25 | Net&Webの話 | Comments(0)
ピンタレスト
c0039181_17332292.jpg昨年あたりからか、Googleで画像検索して著作元のサイトを巡っているとき、あるサービスをチラホラと見かけるようになりました。
それはPinterest(ピンタレスト)という写真共有サイトでした。

2010年に設立された比較的新しいSNSで、ウェブで見かけて気に入った画像を自分のボードに貼り付けてコレクション&共有ができるというサービス。
SNSというよりは画像専用のスクラップブックといった感じで、Pinterestの公式でもこれはSNSではなく未来の自分のためのブックマークツールだと言っています。

私はアート作品を見てまわるのにGoogleの画像検索をよく使うんですが、サムネールをクリックしてもリンク先がPinterestだと、ログインページから先へは進めませんでした。
Pinterestはログインしない状態では中身が見れないようになっているからです。このへんはSNSっぽいですね。

せっかく検索して画像を見つけても詳細がわからないのは不便だなということで、先日Pinterestに新規登録してみました。
これでPinterest内の画像を見ることができるようになったんですが、使ってみて気付いたことをひとつ。

Pinterestにある子供画像のほとんどが、まるでファッション誌やカタログ写真のようなものばかりなんです。
Flickrのような生活感を感じる写真が非常に少なく、わかりやすく言えば、そのままポスターにもなりそうなキレイキレイな写真が多いということ。

どうやらPinterestの利用者は8割が女性で、しかも通販などの商品購入によく使っているんだとか。
なるほど、商業的な写真が多くなるのもうなずけます。

というわけで私が好む写真はPinterestにはほとんど無かったんですが、絵画や彫刻等のアート画像はそれなりにあるので、そういった物を鑑賞するには重宝しそうです。

また、Pinterestには掲載されている画像の出典(著作元)が明記されているので、著作者を知るのに大変役立ちます。
私のように絵画や彫刻の画像を引用させてもらっている側としては、著作元のサイトの存在が大変重要だからです。

そうなると次に、それらの画像をPinterestのボードに貼り付けて(ピンして)管理するのと、自分のパソコン内に保存して管理するのとどう違うんだ・・・という話になるわけです。

ご存知のとおり他人のサイトにある画像はなんでも転載して良いわけではなく、たとえば日本では著作権法は親告罪ですから、著作者が「勝手な転載は許さん!」と思って訴えれば、そこで著作権侵害によるトラブルが発生してしまいます。

その点についてPinterestはどう考えているのかというと、規約にはすべてユーザーが責任を負うようなことが書いてあります。
裁判にかかった費用も賠償金もユーザーが負担するんだとか。
まぁ無断転載したのはユーザーですから当たり前と言えば当たり前ですが、そういった可能性もあるということを踏まえたサービスだと言えますね。

引用として文章に取り入れることは、著作権法第32条第1項にある「引用」の条件に準じていれば問題ありませんが、Pinterestは画像収集ですから引用ではありません。
となると、著作権的なトラブルを心配する人は無断転載は避け、きちんと著作者から許可を得るか、あるいは初めから転載が許されている画像のみをピンするようにしたほうが良さそうです。

私のように、Pinterestを著作元のサイトへ行くための道しるべとして使っている人も少なくないと思います。
Pinterestの運営が言っているようにブックマークなのだとすれば、この使い方がもっとも無難かもしれません。
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by rukachas | 2016-12-14 23:08 | Net&Webの話 | Comments(0)
写真フィルムのスキャン その3
c0039181_11564049.jpg私が所有するフィルムはすべて35mmで、数はネガが6割、ポジ(リバーサル)が4割といったところ。
最近エプソンのフラットベッドスキャナ GT-X830を購入したので、とりあえずネガフィルムからスキャンしています。
ところが、すべてではないにしても、フィルムの劣化は思ったよりも進んでいました。

劣化の内容は主にこの3つ。
「カビによる腐食」
「経年変化による退色もしくは変色」
「フィルム自体のカール(反り)」

まずはカビですが、まるで絵の具が飛び散ったかのように黄色の斑点が現れていました。
しかしフィルムがカビた場合、基本的に有効な手立てはないそうです。
軽い汚れなら市販のフィルムクリーナー液で落とせるかもしれませんが、ガッチリ食い込んだカビは無理でしょう。
エタノールを使うという手もありますが、古いフィルムの場合は乳剤面に壊滅的なダメージを与えることもあります。

市販の液にしても水洗いにしても、そもそも私には大量のフィルムをひとつひとつクリーニングしている暇などないので、カビ落としはキッパリ諦めました。
そのままスキャンし、気に入ったコマだけ後からPhotoshopで修正することにします。
と言っても無数にある斑点ですから、ゴミ落とし以上に手間はかかりますが。

ネットで他の方の情報を見てみますと、蜘蛛の巣状の白いカビが出た人もいたりして、カビの現れ方にもいろいろあるようです。
私の場合は画面全体に黄色い斑点がまんべんなく散りばめられているタイプ。
画像をモノクロに変換すると多少は目立たなくなりますが、それでもかなり目障りです。

どのフィルムも同じ条件で保存していたのに、フィルムによってカビの多いもの、少ないもの、全く出ていないものがあります。
フィルムメーカーによる違いは見受けられず、どういう条件で差が出ているのかさっぱりわかりませんでした。


もうひとつの劣化は退色や変色。
プリントと同様、古いフィルムには付き物の困った現象です。
モノクロのプリントがセピア色になるのとは違い、カラーフィルムの退色は味わいなどまるでありません。

フィルムをスキャナにセットしてまずはプレビューを実行。
見てみると色合いがかなりおかしいコマがあります。
しかもコマごとに様子が違っていて、たとえば6コマのうち2コマ目は真っ青、4コマ目はさほど目立たないが5コマ目は真っ黄色、なんてことも。

これはコマごとに自動で色補正しているのでそうなるわけで、フィルム全体が一様に変色していることには違いありません。
そんなときはEPSON Scan(ドライバソフト)の「退色復元」をONにします。軽い退色ならこれだけである程度は自動補正してくれます。
空が緑色になっていたり肌が紫色になってしまうような古い写真でも、そこそこ見れるようになるのはかなり便利。

ところが退色を通り越して激しく変色しているフィルムの場合は自動では無理なようで、ONにすると余計におかしな色調になってしまうことがあります。
その場合は補正せずにスキャンするか、ある程度まで手動で調整してスキャンし、後からPhotoshop等で最終調整するしかなさそうです。

経年変化による退色や変色は、これはあくまでも私の場合ですが、フィルムメーカーによる差異がハッキリと見受けられました。
私が使っていたネガフィルムは6割がフジ、3割がコダック、残り1割が小西六(サクラカラー)とアグファ(ドイツのメーカー)。
フジフイルムを多用していたのは、当時もっとも信頼していたメーカーだったからです。

ところが今になってみると、変色がもっとも激しいのがフジでした。フィルム全体が目に見えて青くなっているものもありました。
小西六は多少変色があるものの、スキャナの退色復元で補正できるレベルです。
コダックとアグファはどのフィルムもほとんど変色していませんでした。
コダックはもともと他のフィルムに比べて多少ベースカラーが茶色っぽいんですが、今もほとんどその色を保っています。

当時、近所のスーパー(ダイエーだったかな?)で安いフィルムが売られていました。
パッケージは日本仕様でしたが、私はその中身がドイツのアグファ製だと知っていたので、日本製よりは長くはもたないだろうと思い、たまにスナップ用に買う程度でした。

ところがこうして数十年が経過してみると、なんと日本のフィルムのほうが劣化が酷いという有様。
「ドイツの写真フィルムはァァァ、世界一ィィィイイ!」だったわけです。(^^;)
といっても、アグファはとっくに写真事業から撤退しちゃいましたけど。


さて、最後はフィルムのカール(反り)についてですが、これが今回のフィルムスキャンを最もてこずらせました。
何しろフィルムホルダーにしっかりセットしても、どうしてもニュートンリングが発生してしまうんですから。

ニュートンリングとは、光の干渉によって起こる・・・とまぁ難しいことは置いといて、とにかくフィルムがスキャナのガラス面に接触すると、その部分にリング状の縞模様が現れる現象です。
これを防ぐためにはカールしたフィルムをできるだけ平らにするしかないんですが、付属のホルダーだけではこれが難しい。

無反射ガラスというガラスで挟み込んでスキャンしている方もいるようです。
しかしその場合はホルダーを使わないのでピント位置と傾きの調整が難しそう。また挟み込むという作業にもあまり時間を取られたくはない。
付属のホルダーだけでなんとかならないものかと考えた末、私はこのスキャナに付属していた「フィルムホルダーサポート」という黒いカードを利用しました。

ブローニーフィルムが反っているときに端を押さえるために使うプラスチック製のカードです。
私はこれをハサミでフィルムの幅と同じサイズに切り(35mm×25mmでOK)、それをフィルムの3コマ目か4コマ目の下に敷いてホルダーで挟み込みました。
これで反りが軽減され、ニュートンリングが発生するのを防ぐことができました。

ただしこのカードによって隠れてしまったコマは、あとからそのコマだけをスキャンしなおさなくてはなりません。その場合はそのコマの両隣に黒いカードを敷きます。
カードの厚さの分だけピント位置からズレそうな気もしますが、もともとUの字にカールしているせいかピンボケした印象はありません。

カールしていたフィルムは全体の2割ほどで、ほとんどがコダックのフィルムでした。
フジも一部がカールしていましたが、曲がり具合はコダックほどではありません。
コダックは色の変化が少ないところは良かったんですが、形の変化が激しいのが残念です。

結局のところ最も退色が少なく、フィルム自体もカールしていない、撮影当時と同じ状態を今も保っていたのはアグファのフィルムでした。

長期保存できるようにと多少奮発してでも買っていたフジのフィルムが、スーパーで売られていた安価なフィルムよりも経年変化しやすかったなんて皮肉なもんです。
その代わり画質そのもの(粒状性や発色など)は、アグファよりも上ですけどね。

綺麗なものは長くはもたない、これは写真フィルムにも言えることでした。(´ω`)
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by rukachas | 2016-09-02 12:35 | 電気製品の話 | Comments(0)
写真フィルムのスキャン その2
c0039181_230279.jpgエプソンのフラットベッドスキャナ、GT-X830を購入しました。
原稿カバーの中にLED光源を内蔵し、写真フィルム等の透過原稿もスキャンできるタイプ。

大量の写真フィルムを画像データ化すべく、とりあえず1日に数時間ずつ2週間ほど使ってみたので、その間に気付いたこと、感想などを書いてみます。(35mmフィルムのスキャンについての話です)

まず、エプソンGT-X830本体の性能や品質は、実売価格が3万円以下であることを考えると非常に良いものだと思います。
スキャン時の作動音は静かですが、ヘッドが高速移動する時のキュイーンという音は人によっては耳障りかもしれません。

電源スイッチは軽く押すタイプで、向かって右側の奥にあるので置き場所によっては押しにくくなってしまうので注意。
幅は28cmとコンパクトでしたが、思ったよりもシッカリした作りでした。
原稿カバーを45度の位置で固定できるのも良いですね。

ただし付属のフィルムホルダーは驚くほど華奢(きゃしゃ)です。
スリーブだと2列(12コマ)マウントだと4コマずつしかセットできないので、私の場合はかなりの回数取り付けたり外したりを繰り返すわけですが、ホルダーが最後まで壊れないでいてくれるだろうかと心配になってしまいました。

さて肝心の画質ですが、以前使っていたミノルタのフィルムスキャナと遜色ないレベルでした。
CCDと光源が動き、しかもガラスを通してスキャンするのでフィルム専用のスキャナに比べて構造的に不利なのは否めませんが、今はフラットベッド型でも実用上十分な画質だとわかりました。
まぁ、あくまでも私にとっての実用上ですが。

c0039181_2384564.jpg

これはEPSON Scan(ドライバソフト)のプロフェッショナルモードでの調整項目。
上に並ぶボタンは左から「自動露出」「ヒストグラム調整」「濃度補正」「イメージ調整」「カラーパレット調整」で、自動露出ボタン以外はマニュアル調整できるパレットが開きます。

解像度がアップしたとかCCDのノイズが減ったなどのハード的な進化もさることながら、今回はソフト的な進化をとくに感じました。
ドライバ任せの色補正と自動露出で、大抵のコマは違和感を感じない程度に補正してくれます。
オートでのスキャンに関しては、ひと昔前のドライバよりも実用度がかなりアップしていますね。

補正なしで取り込んで後からPhotoshop等で調整するという方法もありますが、数が多いと気の遠くなるような作業になってしまうので、私の場合はとりあえずドライバの自動補正をONにしてスキャンしました。(デフォルトでONになっています)

ただしEPSON Scanの自動露出は、若干コントラストが強めになる傾向があるようです。
ヒストグラムで言うと、シャドウ部とハイライト部の端が多めにカットされている状態。
かといって1コマずついちいち手動調整してもいられないので、私は環境設定にある「自動露出レベル」を1段下げました。

c0039181_2384254.jpg

「自動露出レベル」のスライダーを推奨値から1段左に移動。
これで少しは自然な感じになりました。

EPSON Scanは「粒状低減」「退色復元」「逆光補正」「ホコリ除去」が自動でおこなえますが、フィルムの劣化が進んでいる場合は自動では補正しきれません。
とくに退色復元は「復元」とは言っても、場合によっては余計に不自然な色合いになってしまうこともあります。(若干露出オーバー&青味がかる傾向があります)
とはいえ、見るに堪えないほど変色した写真もチェックを入れるだけでそこそこ見れるようになるのはかなり便利ですね。

もうひとつ特筆すべきは「Digital ICE」と呼ばれるホコリ除去機能。
EPSON Scanのホコリ除去機能には2種類あります。ソフト的な検知による通常のホコリ除去と、ハード的な検知によるDigital ICE。
安価なスキャナは通常のホコリ除去しかおこなえませんが、GT-X830は上位機種と同じくDigital ICEが使えます。
Digital ICEは米国Eastman Kodak Companyの商標で、つまりコダック社が開発した技術なんでしょうが、とにかくゴミやキズのあるフィルムには欠かすことのできない機能です。

通常のホコリ除去は画像上のホコリと思われる箇所を判別して修正するので、たとえばホコリのようなものが撮影されている場合でもそれを消してしまいます。
Digital Iceは赤外線を使ってフィルムに付着しているホコリやゴミを検知し、その箇所のみを修正するので、フィルムの映像にはほとんど影響がありません。

ただしDigital ICEを使うにはそれなりの覚悟も必要です。ONにするとスキャン時間がものすごく遅くなるからです。
汚れが少ないフィルムであればOFFにしたほうが効率的ですが、汚れが多い場合はその後のレタッチの手間を考えるとONにしたほうが良いかもしれません。そのへんはケースバイケースでしょう。

今回のネガフィルムのスキャン、このスキャナの性能や機能とは別に、ネガフィルムであるがゆえに苦戦したのも確かです。
劣化したフィルムが多かったのが原因ですが、主に3つの苦戦がありました。

「カビによる腐食」
「経年変化による退色もしくは変色」
「フィルム自体のカール(反り)」

これについての話はまた次回。( ^ ^ )/□
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by rukachas | 2016-08-25 15:27 | 電気製品の話 | Comments(0)
写真フィルムのスキャン その1
c0039181_1515124.jpgレコードからCDへの買い替え、これはもう30年前にやった。
大量のカセットテープの音をパソコンで音声データ化、これは20年前にやった。
大量のビデオテープの映像(家族の記録)をパソコンでDVD化、これは15年前にやった。
大量の古い写真プリントをスキャナで画像データ化、これは10年前にやった。

アナログメディアをデジタルメディアに変換するなら、劣化が進まないうちにやっておいたほうがほうが良いのは当たり前。
しかし私にはいつかやろうやろうと思いながら、ずっと放ったらかしになっていた作業がありました。
それは、所有している大量の写真フィルムのスキャン。
プリントではなく、35mmフィルムからの画像データ化。

サイト立ち上げ当初からフィルムスキャナは持っていましたが、ひとコマずつしか取り込めない機種だったので、気に入った写真をたまにスキャンする程度でした。
しかしそれから15年以上が経ち、フィルムの劣化はさらに進んでいるはず。

ということで1ヶ月ほど前、「所有するすべての写真フィルムを画像データにしよう!」と思い立ったわけです。
思い立ったというより、ようやく重い腰を上げて立ったって感じですね。

作業を始めるにあたって、まず最初におこなったのはプリントの破棄。
フィルムからパソコンに取り込んでしまえばプリントはもう見なくなるわけだし、そのプリントもすっかり色褪せているので、いっそのこと捨ててしまおうと・・・。

c0039181_15431043.jpgしかし個人が写っている写真をそのまま捨てるわけにはいきません。
Amazonで簡易型のシュレッダーを購入しました。
「ナカバヤシ パーソナルシュレッダー NSE-T05」という製品で、値段は約2,500円でした。

個人向けの安価な製品なので正直期待していなかったんですが、なかなかパワフルで、数千枚の写真プリントをみごとに細かく粉砕してくれました。(すべて粉砕するのに1週間以上かかりましたが...)

ちなみにそれらの写真プリント、多かれ少なかれどれも色褪せ&変色していました。
しかも面白いのは(面白くはないか...)当時、100年間は色褪せしないと宣伝していたプリントがありましたが、それもシッカリ色褪せしていたこと。
温度や湿度や密閉度を気にかけない一般家庭での保存であれば、100年プリントはせいぜい20年プリントだってことですね。

ただしプロラボに依頼したプリントはどれも、スピード処理の店に出したものよりも劣化が少なかったのはたしかです。
当時私が依頼していたプロラボはL版が1枚40〜50円だったと記憶しています。
しかし金欠の私が最もよく利用していたのは1枚10円のスピード仕上げの店でした。
ネガの確認の為にプリントしていたので安いほうで十分でしたが、数十年経つとやはり安物らしさがハッキリと出ますね。見るに堪えないほど色が変わってしまっています。
とはいえ、最終的にシュレッダーで粉砕して捨ててるんだから、それで良かったとも言えますが。(^^;)

さて問題はこのあとのフィルムスキャンですが、以前このブログにも書いたとおり、昔使っていたミノルタのフィルムスキャナはSCSI接続なので現在のPCでは使えません。
かと言って2年前に買ったケンコーの安価なフィルムスキャナでは、ブログに掲載する程度になら使えても、一生ものの保存となると画質も使い勝手もとても実用にはなりません。

ということで、フィルムスキャナを新たに購入することにしました。
画質を重視するなら私が昔使っていたミノルタのQuick ScanやニコンのCool Scanのような、フィルム専用のスキャナがベストでしょう。
しかしこの手のスキャナが今どんどんと姿を消していっている状況で、しかも買うとなればそれなりに高い!
すべてのフィルムをスキャンし終われば用済みになるフィルムスキャナにそんなに高いお金は出せません。

今はフラットベッド型も実用的な性能だと聞くし、今後の用途も考えてフラットベッド型にしました。
Amazonで「エプソン A4フラットベッドスキャナー GT-X830」という製品を購入。値段は約28,000円ナリ。

同じ価格帯のキヤノンの製品とどちらを買うかで迷ったんですが、ネットのレビュー等を参考にしてエプソンに決めました。
本当は上位機種のGT-X980ほうが性能も機能もグンと上なんですが、価格が2倍近いので却下。私の用途にはX830で十分でしょう。

さて、フィルムスキャンを開始してから約2週間が経ちました。
GT-X830とドライバ(EPSON Scan)についてのレビューは、また次回。
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by rukachas | 2016-08-17 00:15 | 電気製品の話 | Comments(0)