35年前の粗品のタオル
2013年 10月 02日
今から35年くらい前、埼玉県大宮市(現さいたま市大宮区)の県道沿いに「オーディオセンター」という電器店がありました。
名前が店らしくありませんが、オーディオ製品専門に修理やサポート、販売をおこなっている小さな店でした。
当時中学生だった私はときどきそこに通い、高級オーディオ製品をいじったりレコードを持参して試聴したりしていました。
安いアクセサリー(今で言うサプライ製品)しか買わない中学生を手厚く出迎え、缶ジュースをくれた優しい店員さんがいたのも当時ならでは。
ある日、ちょっとした粗品をもらいました。
くじ引きをしたのか?何かを買ったときのオマケだったのか?すっかり忘れてしまって思い出せませんが、文具セットのようなものでした。
その中のひとつに小さく圧縮されている携帯用タオルがありました。小さな塊だけど水に浸すとタオルになるというあれです。
ガチガチに固まった状態でラッピングされていたので絵柄は見えません。
しかし水色の背景に青い線のイラストが描かれているタオルだということは、その状態からも見て取れました。
「これはイルカのイラストに違いない!絶対そうだ!もし違ってたらオレは死ぬ!」
中学生ならではの根拠の無い決め付けと、なんでもかんでも死と結び付けるアホな選択。
今すぐではなく大人になったら開けてみよう!数十年後に開けてみよう!と決めたタオルは、押入れの奥でじっとそのときを待つのでした。

それから30年近く時が過ぎたある日、大掃除のときだったかな、この圧縮タオルを水に放り込むと現れたのはネコのイラストでした。イルカではなく。
しかしいい歳をした私には、タオルの絵柄がイルカじゃなかったことなどど~でもいいことでした。
それよりも、そこに描かれている「SANSUI」の文字に深い哀愁を感じました。
この粗品、SANSUIの販売促進用グッズだったんですね。
SANSUI(山水電気)といえば当時一世を風靡したオーディオアンプメーカー。とくにAU-D907 LIMITED は当時中学生の私にとっては憧れの製品でした。
ところが今やそのSANSUIも活動はほぼ停止状態、従業員数5人だそうで、かつての栄光はどこへやら。
あの当時、誰が現在のSANSUIを、いやオーディオ界を予想できたでしょうか。
圧縮されたタオルは水に入れれば元に戻りますが、時代は元には戻りません。
名前が店らしくありませんが、オーディオ製品専門に修理やサポート、販売をおこなっている小さな店でした。
当時中学生だった私はときどきそこに通い、高級オーディオ製品をいじったりレコードを持参して試聴したりしていました。
安いアクセサリー(今で言うサプライ製品)しか買わない中学生を手厚く出迎え、缶ジュースをくれた優しい店員さんがいたのも当時ならでは。
ある日、ちょっとした粗品をもらいました。
くじ引きをしたのか?何かを買ったときのオマケだったのか?すっかり忘れてしまって思い出せませんが、文具セットのようなものでした。
その中のひとつに小さく圧縮されている携帯用タオルがありました。小さな塊だけど水に浸すとタオルになるというあれです。
ガチガチに固まった状態でラッピングされていたので絵柄は見えません。
しかし水色の背景に青い線のイラストが描かれているタオルだということは、その状態からも見て取れました。
「これはイルカのイラストに違いない!絶対そうだ!もし違ってたらオレは死ぬ!」
中学生ならではの根拠の無い決め付けと、なんでもかんでも死と結び付けるアホな選択。
今すぐではなく大人になったら開けてみよう!数十年後に開けてみよう!と決めたタオルは、押入れの奥でじっとそのときを待つのでした。

それから30年近く時が過ぎたある日、大掃除のときだったかな、この圧縮タオルを水に放り込むと現れたのはネコのイラストでした。イルカではなく。
しかしいい歳をした私には、タオルの絵柄がイルカじゃなかったことなどど~でもいいことでした。
それよりも、そこに描かれている「SANSUI」の文字に深い哀愁を感じました。
この粗品、SANSUIの販売促進用グッズだったんですね。
SANSUI(山水電気)といえば当時一世を風靡したオーディオアンプメーカー。とくにAU-D907 LIMITED は当時中学生の私にとっては憧れの製品でした。
ところが今やそのSANSUIも活動はほぼ停止状態、従業員数5人だそうで、かつての栄光はどこへやら。
あの当時、誰が現在のSANSUIを、いやオーディオ界を予想できたでしょうか。
圧縮されたタオルは水に入れれば元に戻りますが、時代は元には戻りません。
by rukachas
| 2013-10-02 19:38
| 懐古の話

