人気ブログランキング | 話題のタグを見る

RUKAの雑記ノート(現在休止中)

rukachas.exblog.jp
ブログトップ

子供に何を与えよう Part2(物の価値を感じさせる)

与えるもの小さな子供を連れて買い物に行くと、スーパーのお菓子売り場などでお菓子をねだられることがありますね。
このとき「買うのは1個だけ」と言い聞かせている親御さんは多いと思います。

しかしこのようなときは「1個だけ」ではなく「いくらまで」とするのが良いと思います。100円まで、あるいは200円までと。

なぜ個数ではなく値段で制限するのかというと、店に並ぶひとつひとつが「商品」という個別の価値を持ったものであるということを感覚的に理解させるためです。

買うのは1個だけと決めると、当然子供は自分が食べたいお菓子から、どれをより食べたいかで買うものを決めるでしょう。
しかしこれだと「一番欲しいものを選ぶ」という思考しか成り立ちません。つまり物の価値という感覚が絡んでこないのです。

しかし、たとえば100円までと決めると、100円のお菓子を1個買うのも、60円のお菓子と40円のお菓子を買うのも自由なわけです。
幼児自らおこなうこの選択は、目の前に並ぶ物が商品であるということを自然とイメージさせます。

計算できない子には親が「これなら2つ買えるけど、これだと1つしか買えないよ」などと指示してあげましょう。

これは言わば幼児期の買い物ごっこのようなものですが、お金のやりくりの学習になるだけでなく、欲しさと価値(価格)のバランスを意識することによって物を手に入れるということを体感的に理解し、さらに買った物に対する思い入れも高まります。
たかがお菓子でもこの感覚はとても大切なものです。

普段買うお菓子を1個だけと決めている親御さんは、ためしに一度、値段を決めてその範囲で自由に選ばせてみてください。(ただし普段と同じ価格帯で)
きっと普段よりも、買ったものを粗末にすることが少なくなると思います。

私は店で甥っ子にお菓子をせがまれたときは、必ず「◯◯円まで」という制限を作り、その範囲で自由に選ばせています。
また、選び終わるまでは決して急かしません。コンビニで30分以上も待ったこともあります。

もちろんお母さん方が普段の買い物で子供のお菓子選びにそんなに時間をかけられるはずもありませんが、5分は待つくらいのゆとりは持ってほしいものです。

お菓子は欲しがるたびに買い与えていてはいけませんが、おやつとしてどうせ買うのであれば、その買い方を工夫することもしつけのひとつです。

by rukachas | 2005-08-28 21:28 | 子供の話