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古い人体図鑑を読んで感じたこと

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これは私の家にある学習図鑑。
1973年に学研(学習研究社)が発行した「原色学習ワイド図鑑 No.13 - 人体・保健」というとても古い図鑑です。
昆虫、花、天体、歴史、産業など20にジャンル分けされた全21冊のセットで(このうち1冊は索引集)、当時小学生だった私に親が買ってくれた図鑑セットでした。

21冊すべてきちんと保管していたんですが、引越しをしたときに処分してしまい、今残っているのはこの1冊だけ。
なぜこの図鑑だけ捨てなかったのかというと、私が子供の頃、一番読んでいたのがこの本だったからです。
黄色く変色していたり、所々破れていたり、ページを止めてある糸がほつれていたりとかなりボロボロの状態。
それだけ長期にわたり愛読していたということですね。


人間にとって最も身近でありながら最もわかっていないもの、それが人体。
宇宙にも匹敵する謎を秘めた人体という不思議な物体を、人は誰もがひとつずつ持っているわけです。
当時小学生だった私にとって、医学はとても面白い学習ジャンルでした。

久々にこの図鑑を開いてみて、懐かしいやら古臭いやら。
その一部を引用してご紹介します。


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左の画像は「皮膚」について書かれたページ。
当時の私はこのプールサイドの少年と同じくらいの歳でしたが、ここまでクッキリと日焼けしたことはありませんでした。

右の画像は「交通事故の防止」について書かれたページ。
自転車の二人乗りはしないようにと教えているのに二人乗りしている写真を載せているところが昭和らしいですね。
自動車のシートベルトについては「安全ベルト」と書かれていました。


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左の画像は「体力診断テスト」について書かれたページ。
測定結果の平均値の表が載っていますが、現代の子供たちと比べてどうなんでしょう?

右の画像は「インフルエンザの流行」について書かれたページ。
風邪の予防として乾布摩擦を推奨しているところが昭和らしい。でも確かに効果はあると思います。
それにしても凄いパンツはいてますね。(^^;)

やはり50年以上前の本ということで、レトロな雰囲気がてんこ盛りでした。
でも今の人体・保健図鑑と比べても基本的な内容はそう大差ないと思います。


興味深かったのは「老人問題」と題された項目。
これは文章を引用しますが、次のようなことが書かれていました。

『わが国では現在60歳以上の人口は約700万であるが、昭和70年には2倍の1500万人を超えると予想されている。また、現在65歳以上の人口の、全人口の中で占める割合は約7%であるが、昭和70年ころには12〜13%と、スウェーデンやイギリスと同様になるといわれている。』

昭和は64年で終わって平成となったので、昭和70年とは平成7年、1995年を指しています。
60歳以上の人口が約700万人であった1973年当時、約20年後の1995年には1500万人ほどになると予想していたわけです。

実際はどうだったかというと、総務省統計局が発表したデータによると、1995年の65歳以上の人口は約1800万人でした。
60歳以上ではなく65歳以上であっても、予想した数をかなり上回っていたんですね。

ではそこから30年が経った昨年2025年、日本の65歳以上の人口はどうなったかというと、なんとさらに倍の約3600万人です。
私がそこに仲間入りする頃には、さらに増え、さらに問題視されていることでしょう。


小学生の頃、この図鑑を買ってもらって食い入るように見ていたのがまるで昨日のことのよう。
その頃すでに懸念されていた「老人問題」に自分が関わる日がこんなに早くやってくるなんて。

つまり何が言いたいのかというと・・・
「人生はあっという間さ、 子供の頃や若い頃を大切にしなよ!」
ってことです。


by rukachas | 2026-02-04 10:00 | 懐古の話