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子供は純真無垢なのか?

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天使はもともと宗教的には性別が曖昧で、大人の姿をしていると伝えられてきました。(光のようなものだとも言われています)
しかし近世以降は、神話に登場する愛の神クピドや人間の子供のイメージとだぶり、次第に幼児や少年の姿として描かれるようになりました。
今では天使といえば子供、子供といえば天使というイメージがすっかり定着しています。

しかしはたして人間の子供は、天使になぞらえるほど純真無垢な生き物なのでしょうか?

純真無垢とは「心に汚れがなく清らか」という意味で、悪いことや下品なことを考えもしないという印象がありますが、結論から言うと答えはノーです。
そもそも誰しも自分の子供の頃を思い返してみればわかりますよね。

ところが世の中には「子供は純真である」あるいは「純真のままでいるべきだ」と思い込む人がおり、様々な表現に対して「子供に悪影響」という言葉をかざして反対する人がいます。

それが本当に子供に被害を与えるものならば、確かに規制すべきだと思います。
しかし「子供に悪影響」という言葉を発する人の多くは、実際の被害を語っているのではないような気がします。
つまり子供にとってどうなのかというよりも、単純に子供がそれを知ることへの不快感による発言であるように思えてなりません。
だからこそ子供に「教え諭す」のではなく、「知ることを防ぐ」という対策をしてしまうのでしょう。

人は物心ついたときから、世の中の善しも悪しも吸収しながら(知りながら)成長していきます。
それを自分の中で選り分け、何を肯定するか何を否定するかで個性が形作られていくわけですが、その選り分けを正しく教えるのが親や周りの大人たちの役目です。
それを「しつけ」と言います。

大切なのは多くの情報を子供自らが正しく選り分けられるようになることであり、純真無垢のまま生きることではありません。
子供はある程度の年齢になれば、悪いこと(人に迷惑をかけること)や、性的なこと(人間の体など)に興味を持ち始めます。
悪事に嫌悪感を持てるかどうか、性的好奇心を人への愛情に変えることができるかどうか、そこが大切。

もうずいぶん前になりますが、私の甥っ子のひとりが小学5年生のとき、学校で性教育の授業があったことを話してくれました。
人間の生殖の仕組みについて習ったそうです。

話を聞いていると、どうやらこの子やクラスメイトにとって性教育は完全にギャグの世界だったらしく、授業中も大笑いだったそうです。
きっと先生も楽しく授業を進めたのでしょう。

でも私はそれで良いと思いました。いやむしろそうあるべきだと思いました。
最初の段階で嫌悪してしまうと、正しい知識も身に付きません。
自分にとって大切なことなのだという「気付き」が、学校での性教育授業には必要なのだと思います。

何年か前、子供たちのあいだで「うんこ漢字ドリル」という学習教材が流行ったことがありました。
例文がすべてウンコにちなんだ文章となっていて、楽しく笑いながら漢字を覚えられることをコンセプトにしており、100万部以上の大ヒット商品となったそうです。
下品だと非難する親もいたようですが、実際に利用した子供たちの学習意欲が上がったのは確かなようです。

子供たちにとってシモネタがとても面白いギャグだということは昔から変わらぬ事実。
大人が大人の感覚でばかり規制していると、かえって子供たちの精神の発育を阻害しかねません。

現代の子供たちはすでに、大人が思っているほど純真無垢な天使ではありません。
しかしだからこそ、世の中の大人たちに「正しさ」が必要なのです。


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by rukachas | 2026-03-13 10:00 | 子供の話