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心の挨拶
挨拶私は普段、人への挨拶を欠かさないよう気をつけている。挨拶はコミュニケーションの基本だが、ときには一方通行の挨拶もまた、大切なものとして存在する。

挨拶は相手が気づかなければ意味がない、という人がいるが、私はそうは思わない。挨拶とは精神世界的な意味も含め、相手と自分とを関連付ける儀式でもあるからだ。

出会いの挨拶も別れ際の挨拶も、本来は相手もこちらを確認した状態、つまり互いに意識を交わした状態でするのが理想だが、状況によっては相手が向こう側を向いていたり、しかもわざわざ声をかけるわけにはいかないときもある。
そんなときは皆どうしているのかというと、たいてい挨拶をしないでやり過ごすのである。

たしかにそれで実害はないが、私はたとえ相手が背中を向けていても、その背中に向かって会釈するぐらいの気持ちを持つべきだと思っている。いや気持ちだけでなく、実際に私はそうしている。誰も気づくことのない挨拶でも、挨拶をしたという事実が場を向上させることもある。

意思の疎通だけを目的とした挨拶しかしない人は、独りでいるときの行動がいいかげんだ。たとえば人も車も来ない真夜中の田舎道の赤信号で、律儀に停車していることが馬鹿らしくなったり、人のいない場所を歩いているときには横断歩道を渡らなくなったり、職場ではキレイ好きなのに自分の部屋は散らかっていたり。

同じように、普段人前では良いおこないをするのに、見られていないとちっともしない人は多い。小中高と学校が取り入れているボランティア活動でも、良い子だと評価してほしいからやるという子も少なくないはずだ。これは本当の意味での「奉仕」ではない。
他人が自分を意識するしないに関わらず、他人を敬い態度に示す。学校ではそんな気持ちを養ってほしいと思う。

もしかしたら勘違いされているかもしれないが「人前ではやらないのに、独りの時にはやる」ということに関しては、悪事でないかぎり一向に構わない。人間にはプライバシーがあるのだし、人前でできないことは当然誰にでもある。着替えもトイレも人前じゃできない。

私が言っているのはその逆。人に見られている時にはいつもしている事柄を、見られていない時にはしなくなる人たちのこと。挨拶はそのうちの一つの例。
誰も見ていなくても自分は見ているのだし、挨拶くらいはできないときでもしようじゃないか。
by rukachas | 2006-10-20 22:52 | Comments(0)
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