子供大好きRUKAの雑記帳
by RUKA
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性教育、差別のないモラルあるエロス
エロに注意?私のサイトの掲示板では、議論に幅を持たせるため子供の話題なら何でもござれと、性的な話もふざけたものでなければ無礼講としている。
その掲示板にある日「小学6年生の弟が学校でコンドームの使い方を習った」という内容の投稿があった。
小6といえば11歳か12歳。サイズも合わないであろうに、小学校でコンドームの使い方を教えることなどあるのか?と、私も半信半疑でいたのだが、その後ニュースサイトなどの記事を検索しあれこれ読んでみると、小学校でコンドームの使い方を教えているというのはどうやら事実のようだ。

ただニュース記事を読む限りでは、行き過ぎた性教育の事例として否定的に捉えているので、一部の学校あるいは教師の暴走なのかもしれない。
とはいえ、今やほとんどの小学校で4年生あたりから性教育の授業を行っているのは事実であり、これは感染症(AIDSなど)の予防や性差別(ジェンダーフリー)についての教育も含め、子供たちに必要なこととして扱われている。
小中学校の性教育がコンドーム教育(ある意味、護身術)も含めつつあるのは、必ずしも批判すべきことではないのかもしれない。

私の甥っ子も4年生の頃に初めて性教育の授業があったらしく、その授業内容を教えてくれた。
甥の学校はごくありふれた普通の授業だったようだが(どの程度が普通なのかは判断が難しいが)、話を聞いてみると、各部の名称や仕組みについて習ったはいいが、教えられることが中途半端なので余計に疑問符が増え、その後は自分で勝手にイメージを膨らませているといった感じだ。

最近の子はそんなときネットで情報を得るのだろう。私が子供の頃は学習雑誌に載っている「カラダのQ&A」的なものや、親兄弟、親戚のお兄さんに訊くことしか手段がなかったが、今の子たちは知りたいと思ったときにすぐネットで調べることができる。
しかし、そうして得る情報はとかく真実でなかったり、嘘とまでは言わなくても誇張しすぎていることがある。

その修正をするのが親であり学校であると思うのだが、では、日本の親たちは普段子供と性について真面目に語り合えているのだろうか?
おそらく勝手に想像をふくらませていく子供をよそに、親はなるべくそのての話題に触れないようにしている、という家庭がほとんどだろう。

昔「覚せい剤やめますか?人間やめますか?」という覚せい剤撲滅キャンペーンのCMがあった。だが覚せい剤の使用者はこのCMで少しは減ったのだろうか?
ドラッグでトリップできるという知識を得た者の好奇心が恐怖心(不安感)を上回ったとき、人の倫理観はいとも簡単に崩壊する。

覚せい剤に手を出す者を確実に減らすには、好奇心よりも恐怖心が上回るようにしなければならない。たとえグロテスクであろうとショッキングであろうと、ドラッグによる害をありのままに人々に伝える必要がある。
これはタバコを例にとるとわかりやすい。世界各国ですでに行っている、グロテスクな患部写真を印刷したタバコのパッケージ。服用しようと自ら手にする物によって、それを行えばどうなるのか教育させられるのだから、それは頭ごなしに禁止されるよりも効果的だ。

麻薬や覚せい剤の場合は法律で使用も所持も禁じられているが、それでも使用者は後を絶たない。脱法ドラッグという抜け道もある。
いっそのこと合法化して、その代わり徹底的に害を教え込んで「それでもやるなら自己責任で」としたほうが使用者が減るのではないか?とさえ思ってしまう。

性教育もこれに似てはいないだろうか?
今の小中学校での性教育は、身体に関する知識だけを与え、子供の好奇心をいたずらに煽っているだけのような気がする。
たしかに現場の先生方の努力には頭が下がるが、はたして事を起こした場合の恐怖心(不安感)が好奇心を上回るほどの知識を子供たちに与えているのかというと、いささか疑問が残る。

日本は性教育に関しては昔から「寝た子を起こすな」という考えが常にあった。しかしこの情報化社会でいつまでも寝ているわけはない。
ならば幼いうちに起こして正しい知識を身に付けさせよう、というのが今の性教育なのだが、性に関する取っ掛かりの知識だけを与え、それ以外は子供には教えられませんとタブー視する風潮がある限り、子供たちは性を後ろめたいものと捉え続けるだろう。

25年くらい前になるが、私が買っていた写真雑誌にあるポルノ男優についての記事が載っていた。男優自ら書いたエッセイだったのか、男優を取材した記事だったのかはよく覚えていない。
おそらくAVではなく日活あたりの成人映画の男優だと思うが、その男優は撮影現場に自分の子供をよく同伴させていたらしい。つまりお父さんの仕事場見学というわけだ。

誌面には大きな見開き写真も載っていて、そこには裸で絡み合う男女、周りには撮影スタッフと監督、そしてそれを楽しそうに見つめる2人の幼い兄弟が写っていた。ひとりは幼稚園くらいで、もうひとりは小学校2年生くらい。どちらもこの男優の子だそうだ。
プライバシー保護のため男の子の目は黒いラインで隠してあったが、口元はおどけているようにも見え、現場は楽しい雰囲気であると感じ取れた。

ポルノ映画の男優もAV女優も、性風俗店の従業員もストリップの踊り子も、皆それぞれに立派な職業であり、その道で極めれば人にも誇れる。そして子供も、そんな親の職業になんら引け目を感じることはない。
「お前の親、エロい仕事してんだろ~」と友達にからかわれる子もいるだろう。だがそんな「性的なこと イコール 後ろめたいこと」という偏見、差別心を取り除くのは親や学校の役目だ。

ところが現実はそう上手くはいかない。先日ネットで読んだ記事だが、ある小学校の性教育の授業で、担任の教師が性風俗で働く人たちについて話をしたところ、生徒の父母たちから抗議が来てしまったらしい。
親たちが性風俗に対してこのような偏見を持っているのでは、学校での性教育が「生殖教育」どまりになるのもうなずける。
性器の仕組みや機能、排泄以外の使い方までしっかり教えておいて、「でも子供はやっちゃいけませんよ」と言うだけでは、子供たちの好奇心に対してあまりに無責任。タバコやドラッグの例と同じく、好奇心を上回り歯止めとなる「真実の知識」を与える責任が、親や学校にはあるのだから。

十代の未婚女性の妊娠率や堕胎率が高まっていると聞くが、性の乱れの原因が小中学校での性教育にあるとすれば本末転倒だ。
性に後ろめたさがあるから親の目に届かないようにする。だから対処も遅れる。モラルを教えただけで歯止めがかかるほど子供たちは天使ではない。

学校での性教育の役目とは、子供たちに正しい性意識を持たせることのはず。
ならば偏見を持ちやすいこと、誤解しやすいことをあえて採り上げ、ちまたに溢れる性に関して良しも悪しも包み隠さず教えていくことが得策である。
親から抗議が来そうな、子供には無縁と思われてきた性情報の中に、子供たちの性の乱れを抑える特効薬が見つかるかもしれない。
あとはこのようなやり方に偏見を持つ、多くの大人たちの意識をどうするかだ。
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by rukachas | 2007-07-21 05:13 | 子供の話 | Comments(3)
Commented by trashheaper at 2007-07-22 02:51
昔から難しい問題とされていますが…最近でもモラルの低下とか、大人が悪いとか、教育が悪いとか、性の乱れがどうとか、色々言われてます。
宗教があまり出てこないのがちょっと不思議です。一番責任あるはずなんですけどね。
まあ、それはいいとして、もしかして、誰の所為とか、何かの原因とかではなく、それが抑圧された結果の本来の姿ではないのかと自分は思います。
それに、子供が子供生むなんてことは社会が教育の名の下に目立たせないだけで昔からかなり日常茶飯事ですから。
教育の力は素晴らしく、そして恐ろしいですね。いい加減歳を食った自分でも”正しい性教育”という響きはどこか矛盾して聞こえます。
結局は、”性”自体を薄暗い闇に押しやってしまったことが失敗で、今になってそれに気づいて大慌てしている状況ってところでしょう。
Commented by at 2010-06-12 15:32 x
私は性教育を教える職業に就きたいと思い検索したところ
このブログがでてきました。
私は親から性について教えてもらったことがなく
インターネットを通じて調べたりしますが
実際のところ本当か嘘か分からないものもあります。

このままだと間違った知識を得てしまうかもしれません。

もっと性についてすべての人に関心や興味を持ってもらいたいです。

Commented by rukachas at 2010-07-11 14:10
正しい性教育という意味には二通りあると思います。ひとつは正確な性情報という意味で、真実を伝えていくこと。もうひとつは性差別をなくすという意味で、性に関する偏見を取り除いていくこと。正しい性教育ができる人というのは、じつはマイノリティなのかもしれません。
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