サンタクロースに夢を見る
2008年 01月 18日
今年もすでに半月が過ぎてしまったが、サイト本編の更新に力を入れていたらブログの更新がすっかりおろそかになってしまった。日記じゃないから無理に書く必要はないんだけどね。(^^;)さて、今回は甥っ子に聞かせたサンタクロースの話でも書いてみようかな。
このあいだの正月休み、私は小学5年生の甥っ子4号くんに「クリスマスは何を買ってもらった?」などと訊きながら会話をしていた。4号くんはたしかDSがどうとか言っていたが、私はそのとき横にいた2年生の甥っ子5号くんにも、ついうっかり「◯◯くんはお父さんとお母さんに、レゴ買ってもらったんだっけ?」と訊いてしまったのだ。
どうしてこれが「ついうっかり訊いてしまった」なのか?それは5号くんの返事でわかる。
「うん、レゴとねぇ・・・あっ、ちょっとまってよ!お父さんとお母さんじゃないよっ、サンタさんにもらったんだよっ!」
「あ、そうだったね、ゴメンゴメ〜ン」(^o^;)
そう、5号くんはサンタクロースの存在を信じている、たいへん夢のある小学2年生なのだ。
ただ小学生になってからは友達とそんな話をすることもあるだろうし、周りの大人の会話を聞いたり、テレビからの情報もあり、最近はその確信も少しずつ揺らいでいるようだ。
真実を知るのは大切。しかしだからといって、存在を信じている小さな子供に「サンタクロースなんていないよ」と言うのはあまりに無情だ。
その日の夜(次の日の夜だったかな?)、私は川の字になって寝た布団の中で、子供たちにこんなお話を聞かせた。
『サンタクロースはいるのか?いないのか?と言えば、答えは「いる」。ただしこの世に一人だけね。たしかノルウェーだったかなぁフィンランドだったかなぁ、そこに「ニコラウス」って名前のおじいちゃんがいてね、その人が本物のサンタクロース。
「セント」っていう言葉があって、日本語だと聖なる人っていう意味で、つまり〜とても善い人ってことなんだけど、その人はみんなに「セント・ニコラウス」って呼ばれていて、それがいつのまにかセントクラウス...シンタクラース...サンタクロースって変わっていって、世界中の人が「サンタクロース」って呼ぶようになったんだよ。
でもサンタクロースは自分の国の子供たちにプレゼントを配るだけで精一杯で、とても世界中の子供たちに配るなんてできない。そこで、サンタクロースの代わりをしてくれる人たちが世界中にいるというわけだ。名前はイチタクロース、ニタクロース、ヨンタクロース・・・ってこれはウソだけど(5号くん、ここで少し笑う)、サンタクロースと同じ姿をした人たちが、本物のサンタさんの代わりに、自分の国の子供たちにプレゼントを配ってまわるんだよ。
でもその人たちをただのジイサンだなんて思っちゃいけないよ。この人たちはサンタさんと同じ能力を持ってるんだ。どんな能力かというと、子供のいる家の前までくると、その家の子がちゃんと眠っているかどうかがわかる能力なんだよ。
眠っていたら、お父さんお母さんに言って部屋に入らせてもらい、その子の枕元にプレゼントを置いていく。もしその家の子が眠らないで起きていたら、お父さんとお母さんにこっそりプレゼントを渡して帰ってしまうんだ』
「なんで起きてちゃだめなの?」ここで甥は私にこう訊いた。
『子供たちがもしサンタさんを見たらどうなる?トナカイの乗り物で来るんだよ。中には目が覚めて朝まで眠れなくなっちゃう子もいるだろうし、もしかしたらサンタさんを追いかけて外に出てしまう子もいるかもしれないよね?
そうなったら危ないし、転んでケガをするかもしれないし、寒くて風邪をひいちゃうかもしれない。だいいち子供たちがついてきたら、朝までに配り終われないかもしれないじゃん。だからサンタさんは、子供たちに見られないようにしているんだよ。
◯◯くんの友達に「プレゼントはお父さんとお母さんが置いてるんだよ。ボク見てたもん」て言う子がいたら、それはつまり、その子が眠らないでいたからサンタさんが入ってこれなかったってことなんだよ』
「へぇ・・・」(信じたような疑ってるような曖昧な返事)
ああこんな設定、どうせすぐに作り話だとばれるだろう。名前の由来は本当のことだが、それ以外は単にサンタを見たことがないことへの言い訳に過ぎない。
だが5号くんがいつか自分から、サンタクロースがフィクションだと思い始めるまでは、私は真実を言わないでおくつもりだ。それは夢を壊すからとかそういうことではなく、何が真実で何がフィクションなのかの見極めは、子供たち自身がするべきことだからだ。
サンタクロースよりも親がプレゼントを置いてくれていたほうが嬉しいと感じる歳になれば、子供は自ずと夢をそちら側にシフトさせるだろう。
セントお父さん、セントお母さん、サンタに代わって子供に夢を与えよう。
私もセント伯父さんにならんといかんなぁ〜。
by rukachas
| 2008-01-18 21:56
| 子供の話

