
日本人は英語が下手だという話をよく聞く。
文法ばかり教えて肝心の発声を軽んじてきたかつての英語教育が原因だとは思うが、それだけでなく日本語と英語の成り立ちがまるで違うということもひとつの理由ではあるだろう。
日本語の深みを知れば知るほど、英語は習得しづらいものとなる。(個人の感想です)
そしてもうひとつ感じることは、世界の標準語であるがゆえなのか、英語を母国語とする人はたとえ自分が英語しか話せなくても、外国人(たとえば日本人)が話す英語に対して、多少手厳しいところがあるようだ。
近年は日本のアニメを見る外国人も増え、日本語を聞くためにあえて字幕版を好む人も多い。
ところがそのシーンに日本人が話す英語や和製英語が出てくると、その発音がとても面白く(あるいは馬鹿らしく)感じるようだ。
シリアスなシーンでもそれだけで笑っていることもある。
日本人は昔から、日本語を話す外国人に対してはそれがどんなに下手であっても、日本語を話しているという事実だけで感心し、「日本語お上手ですね〜!」と褒め讃えた。
ところが英語圏の外国人は、相手が英語を勉強したのだという事実などどうでもよく、発音の下手さが真っ先に耳についてしまうらしい。
つまり、日本語であろうと英語であろうと、日本人であろうと外国人であろうと、外国語を話すのが上手い人は上手いし、下手な人は下手。
ようは聞く側、受け入れる側の感情(ある意味人柄や国柄)によって、話す側の評価が左右されてしまっている・・・ということもあるのではないだろうか?
そんなことをふと思った。(´ω`)