先月、我が家のネット回線をADSLからFTTH、つまり光回線に変えました。
ADSLは数年後に終了する予定なので、土壇場で慌てるよりは今のうちに変更してしまったほうが良いだろうということで。(NTT フレッツADSLは2023年1月末に終了予定、Yahoo!BB ADSLは2024年3月末に終了予定)
普通にネットするだけならADSLでも十分ですが、最近は家族と私で別々の動画を同時刻に視聴することもあり、ADSLの速度では物足りなく感じてきたのも理由です。(うちのADSLは下り5Mbps前後でした)
思い起こせば、28,800bpsのモデムを買ってきて初めてネットに繋げたのが1997年。
その頃は市内のアクセスポイントに電話回線で繋ぐダイヤルアップ接続でした。
お試し感覚でダイヤルQ2のプロバイダを使ったら、その後膨大な請求が来て驚き、プロバイダをSo-netに変更。
So-netに月5,000円、NTTのテレホーダイに月2,000円と、今とあまり変わらぬ料金を支払っていましたが、それでいてサイトは文字主体、画像は1枚表示するのに数秒〜数十秒もかかるという、そんな時代でした。
ブロードバンド元年と言われた2001年、うちでもADSLの手続きをしました。プロバイダはDION。
しかし当時の我が家の電話回線ではADSLがまったく繋がらず、利用を断念。
数ヶ月後に私の地域でケーブルTVのJ:COMが利用可能になったので、J:COMネットに申し込み。
工事費がかかって月額料金も少々割高でしたが、この時からやっとブロードバンドと言える速度になりました。
その後、家を引越した後もJ:COMを使っていたんですが、2006年に月々の料金節約のためYahoo!BB ADSLに変更。
それ以来13年間、ずっとYahoo!BB ADSLを使ってきました。
うちの場合は親戚にBBフォン(SoftBankのIP電話)の利用者が多いので、プロバイダはSoftBankほぼ一択。
ということで今回、Yahoo!BB ADSLからSoftBank光に乗り換えたというわけです。
乗り換えというよりもサービス変更なので、手続きは非常に簡単でした。
工事日(利用開始日)まで約3週間かかりましたが、実際の工事は驚くほどスムーズでした。
てっきり家の外壁にケーブルを這わせてエアコンのダクト穴から通すのだと思っていましたが、電話線の配管から通してくれたので家の外観はまったく変化なし。
壁のローゼットも交換してくれて見た目もスッキリ。
回線工事費無料のキャンペーン中なので工事費は一切かからないはずです。
でも手続き上の事務手数料やら何やらで初期費用がかかるのは仕方がないところ。
Wi-Fiマルチパックやホワイト光電話、番号表示サービスのオプションも付けたので、月額料金も今までより高くなってしまいましたが、これも仕方がないですね。
上の写真は、一番左が今まで使っていたADSLのモデム。(レンタルなので後日返却します)
真ん中の黒いのがNTTの工事業者が設置していったONU。(光回線終端装置)
右側の白いのが今回SoftBankから郵送されてきた光BBユニット。(これもレンタル)
光BBユニットはWi-Fiルーターですが、光電話やBBフォンを利用する場合はこれが必要となります。
通信速度に関しては、さすが光回線と言えるものでした。
ADSLのときは実質下りが5Mbps、上りが0.8Mbpsほどでしたが、光に変えてからはこんな感じ。
上が昼間の1時頃、下が夜中の0時頃に計測したものです。
何回か計って最も良い数値が出たのがこの結果ですが、他の測定サイトだともう少し低い数値が出ていました。
光BBユニットは市販のルーターに比べると電波が弱いらしく、利用者のあいだでは市販のルーターを追加したという話もありますが、うちの環境では今のところ問題なく使えています。(家が狭いからかな?)
最近は次世代の通信規格である5Gが話題で、5Gが普及すれば光回線はいらなくなるのでは?などとも言われていますね。
でも家庭内のネット利用における「安定性」という意味では、まだまだ固定回線に分があるのではないでしょうか。